疾厄宮の地劫星が表すもの
疾厄宮の地劫星(ちこうせい)を持つ人は、気力は十分なのに体力が追いつかず、急に電池が切れたようになりがちです。忙しさが一段落したあとに、どっと崩れ落ちることが多くなります。
急に電池が切れるのが、いつものこと
数日続けて頑張れても、そのあと急に全く動けなくなり、体力は崖のように落ちます。
あまり気にせず、一晩寝れば直ると考えます。けれど回復はリズムに支えられていて、一度の寝だめでは取り戻せません。
ひと走りして止まる、というのが慣れたやり方で、それは怠けとは関係がありません。学ぶべきは、力が残っているうちに先に休むことです。電池が切れるまで止まらないと、回復にはもっと時間がかかります。
意志の力で無理に支える
乗り切ればいいと考え、無理が当たり前になって、体からの抗議が処理されないままです。
本当はもう持たないと分かっているのに認めたくなく、倒れるまで無理をして、いちばん忙しいときに限って倒れます。
リズムを組む
何日も続けて走りすぎないでください。短く走って休む形が合い、長期の緊張は向きません。
電池が切れそうだと感じたら、先に止まります。一度止まるコストは低く、一度倒れるコストは高くつきます。
ここで述べているのは体力がどう消耗するかであり、特定の病気とは対応しません。まず睡眠と休養を整え、体力が戻れば、勢いもつながります。
疾厄宮の地劫星、同じ宮の主星で体力の消耗の仕方が変わります
天機星(てんきせい)と同じ宮なら、疲れの多くは考えすぎから来て、頭が止まらず、眠っても休んだ気がしません。武曲星(ぶごくせい)と同じ宮なら、体力で押し切るのが習慣で、仕事が忙しいと休むのを忘れ、乗り切ったとたんに崩れます。天同星(てんどうせい)と同じ宮なら、消耗は不規則な生活リズムから来て、休みの日は寝すぎ、仕事の日は寝不足になります。
太陽星(たいようせい)と同じ宮なら、エネルギーを人のために使いがちで、使い走りをしたり、人の用事に付き合ったりして、家に帰って初めて自分にまったく力が残っていないと気づきます。子の刻・午の刻生まれなら地空星(ちくうせい)も疾厄宮にあり、消耗するのは体力だけでなく物事への意欲もで、疲れているときは好きなことさえやる気が出ません。
体力の消耗が擎羊・陀羅・火星鈴星・化忌に出会うとき
火星(かせい)か鈴星(れいせい)が三合の宮から会照すると、疲れが急にやってきて、前の日まで元気だったのに、翌日には電池が切れたようになります。予定表では、大事なことを忙しい日が続いたあとに入れないようにしましょう。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、回復がゆっくりで、一度の夜更かしを取り戻すのに何日もかかるので、なおさら夜更かしを続けないようにしてください。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、自分に厳しく、疲れているとわかっていても物事をやり終えようとし、やり終えたとたんに倒れることがよくあります。
疾厄宮の主星に化忌(かき)がつくと、体の疲れがとても気にかかり、どこか調子がおかしいとずっと感じるかもしれません。まず生活リズムを整え、二週間続けて眠る時間をそろえてから、感じ方が変わるかを見てください。リズムが安定してこそ、判断も正確になります。
疾厄宮に地劫星と地空星があると、体の調子が悪いのか
疾厄宮に地劫星と地空星があるのを見て、体の調子が悪いのではと心配する人がいます。疾厄宮の空劫が表すのは、体力が突然尽きやすく、回復はリズムしだいだということで、何かの病気になるという意味ではありません。この宮でいちばんよく見られるのは、最後の最後まで無理をしてから休む習慣です。自分にいくつか決まりを作りましょう。毎日ほぼ同じ時間に眠る、大事なことはいちばん元気な時間帯に入れる、夜には新しい仕事を引き受けない。しばらく続けると、急に電池が切れる回数が減っていることに気づくはずです。