疾厄宮の左輔星が表すもの
左輔星(さほせい)が疾厄宮に入ると、疲れの多くは、人のために力を出すことから来ます。穴埋め、使い走り、通院の付き添い、代行。体力が先に人の事に使われます。この宮が語るのは消耗のタイプで、体のどの部位にも対応しません。
人の用事の代金を、あなたの体力が払う
誰かが足りなければ埋め、誰かが声をかければ走ります。短期では見えませんが、時間が経つと、睡眠と元気が先に、あなたがどれだけ人の分を負担したかを映します。
他の人が疲れたと言えば休むよう言いますが、自分は持ちこたえて、まだ大丈夫だと思っています。
家や会社で人手が要るとき、まず思い浮かべられるのはあなたです。重い物の運搬、徹夜での追い込み、何週間も連続で休みなしといった経験もあるでしょう。
休みをサボりと思う
家族の通院に付き添い、手続きの代行をして、最後にいちばん疲れるのはあなたです。暇になると不安で、ずっと用事を探し、体に本当に回復する時間がありません。
頼りになると言われたくて、ずっと耐え続け、ある一度本当に不調が出ると、それまでの努力まで割り引かれてしまいます。
自分の事を予定表に入れる
毎日、先に自分の事をする時間を取り、時間が来てから人を手伝います。手伝うことには上限を決め、範囲を超えたら人を探して一緒に分担します。
睡眠と運動を会議のように予定に入れ、気軽にずらしません。疲れたら疲れたと言い、全員の分を最後まで背負わないようにします。
疾厄宮の左輔星と、右弼星の位置
正月・七月生まれで左輔星が疾厄宮にあるとき、右弼星(うひつせい)は父母宮に入ります。自分の体の手入れが親と結びつきやすく、親と一緒に運動したり検査に行ったりするうちに、自分のことも整います。三月・九月生まれなら、右弼星は子女宮にあり、二つの星が財帛宮を挟みます。稼ぐことには手助けがある一方、あなたの体力はむしろ仕事の人付き合いに使われがちです。
四月生まれで疾厄宮が未にある、または十月生まれで疾厄宮が丑にあると、左輔星と右弼星がそろって疾厄宮に入ります。具合が悪いとき、つき添ってくれる人はすぐ見つかります。誰が車を出すか、誰が受付をするか、誰がお昼を持ってくるか、皆が自分から聞いてくれます。ただ、ほかの人が具合を崩したとき、真っ先に呼ばれるのもあなたです。
体力に陀羅星・火星・鈴星・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が左輔星と一緒に疾厄宮に入ると、休むべきだと分かっていても手元の用事に引き留められ、たまった疲れに手をつけるのは一季節過ぎてからになります。火星(かせい)か鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、忙しくなると一気に最後までやり通し、食事も休みもとらず、後で回復に何日もかかります。
疾厄宮の主星が化忌になると、体の小さなサインがとても気になり、何度も考えてしまいます。左輔星があるのは、一緒に聞きに行ってくれる人がそばにいるということです。気になることがあれば医師にはっきり相談するほうが、夜中に一人で調べるより安心できます。人に迷惑をかけたくないからと、行かずにいるのもやめましょう。命盤が示すのは消耗の仕方だけで、体の状態は医師が判断するものです。
疾厄宮に左輔星があると、具合が悪いとき世話をしてもらえるのか
疾厄宮に左輔星があると、体の調子を崩したときに貴人や家族が助けてくれるのか、とよく聞かれます。この宮が示すのは、あなたの消耗の仕方と疲れへの向き合い方です。左輔星がここにあると、疲れの多くは人のために力を出すことから来ており、休みが必要なときには代わりを頼める人も見つけやすくなります。支えてくれる人がいるのは本当ですが、普段の生活リズムの代わりにはなりません。まず、急なときに用事を代わってくれる人を一人見つけ、何日に休むかを先に伝えておいてください。