紫微家

夫妻宮の天鉞星が表すもの

夫妻宮に天鉞星(てんえつせい)がある人は、恋愛でやわらかい傾向があります。皆の前で相手に恥をかかせず、意見があれば二人きりのときに話すことが多く、関係は安定して見えます。ただ、引くのが滑らかすぎて、言うべき境界線をずっと言わないままになりがちです。

紫微天府官禄戊寅太陰奴僕己卯貪狼遷移庚辰巨門疾厄辛巳廉貞天相財帛壬午天梁子女癸未天同兄弟乙酉武曲命丙戌太陽父母丁亥破軍福徳戊子天機田宅己丑七殺廟天鉞夫妻宮身甲申土五局命主 禄存 身主 天同陰女
サンプル命盤:天鉞が夫妻宮にある例(あなたの命盤ではありません)

天鉞星(てんえつせい)は生まれ年の十干で配置され、寅・巳・未・申・酉の五つの地支にしか入りません。天魁星は子・丑・卯・午・亥にしか入らないので、二つが同じ宮に入ることはありません。甲・戊・庚年生まれの人は天鉞星が未、天魁星が丑にあり、ちょうど向かい合います。夫妻宮に天鉞星があれば、その宮は必ずこの五つの地支のどれかです。

けんかにならないのは、誰かが先に譲っているから

正面からはぶつからず、本当に意見があるときは、寝る前か翌日に二人きりで話し合うことが多く、声も大きくありません。同じように穏やかで、皆の前での衝突を好まない人に惹かれやすくもあります。

この関係は、家族や友人から好意的に見られることがよくあります。安定して見え、見苦しい場面をあまり見せないからです。目上の人の前で相手のために話し、互いの面子を守るのも、比較的得意です。

譲ることを平和と思う

けんかしないことで調和を得て、境界線をずっと言わず、小さなことを飲み込み続け、ある日一度に爆発すると、相手は、どうして急に変わったのかと思います。

二人のことを友人や家族に伝えてもらうと、事は解決しないまま、二人の事情を知る人だけが増えます。

やさしさのほかに、一度ははっきり言う

言うべきことは直接言います。相手に伝わらなくなるほど包む必要はありません。穏やかさは一つの方法で、それで問題を隠さないことです。ときどき少しはっきり言うと、相手はあなたの境界線がどこにあるか分かります。

二人のことは二人で収めます。間に立つ人を入れるのを減らせば、関係がますます複雑にならず、他の人に二人のことを決められることもなくなります。

夫妻宮の天鉞星、生まれ年で擎羊星と陀羅星の位置が決まります

甲・乙・辛・癸年生まれで天鉞星が夫妻宮にあると、陀羅星(だらせい)は決まって向かいの官禄宮に、擎羊星(けいようせい)は遷移宮に入ります。恋愛では取りなしてくれる人がいても、仕事が二人の時間を長く奪い、外出先のことでもぶつかりやすく、二人でゆっくり過ごす時間がこの二つに押し出されがちです。

壬年生まれなら、禄存星(ろくぞんせい)は官禄宮に入り、擎羊星と陀羅星は奴僕宮と田宅宮に分かれます。仕事は安定して収入も守れますが、友人や家のことは二人で一緒に背負うことになるので、誰がどれを受け持つかを早めに決めておきましょう。

夫妻宮の天鉞星に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき

火星(かせい)が夫妻宮に同居すると、ふだんは穏やかなのに、けんかは突然始まり、あとでどちらかが陰で先に歩み寄ることがよくあります。鈴星(れいせい)が同居すると、不満を長く胸にしまい、口に出すころには何件もたまっています。地空星(ちくうせい)が同居すると、恋愛への想像は美しくても、毎日の暮らしに落とすと何かが足りないと感じやすく、地劫星(ちこうせい)が同居すると、相手のために使った時間やお金が、期待した反応につながらないことが多くなります。

夫妻宮の主星に化忌(かき)がつくと、恋愛の中にずっと手放せないことがひとつあり、それは愛しているかどうかより、接し方の問題であることがほとんどです。その件を、たとえば週に一晩は二人の時間にする、といった具体的なお願いの形にして伝えましょう。伝えたあとは、相手が答えるまで数日待ってください。

夫妻宮の天鉞星、相手は見た目がすぐれた人なのか

本で、夫妻宮に天鉞星があると配偶者は見た目がすぐれて教養がある人が多いと読んだ人もいれば、ずっと異性に好かれるという説を聞いた人もいます。夫妻宮の天鉞星は、二人の接し方がやわらかく、互いの面子を立てがちで、あなた自身も話し方や振る舞いが品のよい人に惹かれやすいという意味です。相手がどんな顔立ちかは、命盤からは分かりません。異性に好かれるかどうかは、あなたが距離をどう取るかのほうが大きく関わります。気になるなら、パートナーと一度、互いに受け入れられる線について話してみましょう。線は先に引いておくほうが、あとから説明するより簡単です。