紫微家

兄弟宮の天鉞星が表すもの

天鉞星(てんえつせい)が兄弟宮に入ると、きょうだいや同期の間で、やわらかく、取りなし上手になります。誤解されたときは、説明を聞いてくれる人が見つかり、同世代の間で関係がこじれると、人知れず和らげに行くことも多くなります。ただ、守られる立場にとどまりやすく、自分の考えさえ言わなくなります。きょうだい本人の性格は、その人自身の命盤で見ます。

官禄庚寅奴僕辛卯天同遷移壬辰武曲破軍疾厄癸巳太陽財帛甲午天府子女乙未天機太陰夫妻身丙申巨門命戊戌天相父母己亥天梁福徳庚子廉貞七殺田宅辛丑紫微旺貪狼利天鉞兄弟宮丁酉木三局命主 禄存 身主 火星陽男
サンプル命盤:天鉞が兄弟宮にある例(あなたの命盤ではありません)

同世代の間では、人目のないところでの取りなしが効きます

誤解されたり仲間外れにされたりしたとき、話の通じる同世代の人が見つかりやすく、こっそり本音の一言を伝えたり、説明してくれるよう頼んだりできます。その一言は、皆の前で出ていくより効くことが多いのです。

あなた自身も、人知れず場を丸く収める人であることが多くなります。最後まで言い争わず、誰かが不機嫌なら先に聞きに行き、おかげで事が目上の人のところまで大きくなることは少なくなります。

間に入ってもらうことに頼り続けると、話し合わないままになる

直接言うべき誤解を言わず、第三者を介して伝えると、伝わるうちにさらに複雑になり、傷つく人も一人増えます。

誰かが譲り、誰かが和らげてくれることに慣れ、皆気にしていないと思い込みます。ある一度、誰も出てこなかったとき、関係が一気に切れると気づきます。

直接話し合うほうが、人づてより確実

誤解があれば自分で一度話すほうが、第三者に十回説明してもらうより良いのです。謝るべきことは謝り、説明すべきことは説明し、話は当事者の間にとどめて、間に立つ人にあなたの分を背負わせないようにします。

相手がどうしたのかも、自分から聞きます。同世代の間では、誰かが先に口を開く必要があり、あなたがその人になってもよいのです。毎回、人が取りなしてくれるのを待たなくて構いません。

兄弟宮の天鉞星、禄存星と擎羊星・陀羅星は年の十干しだい

庚年生まれの人は、天鉞星が兄弟宮の未に入り、陀羅星(だらせい)も同じ宮に入り、禄存星(ろくぞんせい)は命宮に入ります。同世代には陰で手を貸してくれる人がいますが動きが遅く、物を借りるにも予定を合わせるにも、もう一度確かめる必要があります。あなた自身は守りを固める性格で、きょうだいに何かあるとまずあなたに声がかかります。

甲・乙・辛・癸年生まれなら、陀羅星は向かいの奴僕宮に、擎羊星(けいようせい)は疾厄宮に入り、友人側のことは長引きがちで、同世代のために走り回ると疲れやすくなります。きょうだいのために出ていく前に、自分にどれだけ力が残っているかを先に確かめてください。

きょうだいの間に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき

鈴星(れいせい)が兄弟宮に同居すると、きょうだいの不満は長くため込まれてから口に出され、あなたが陰でなだめに行っても、相手の怒りはまだ収まっていません。火星(かせい)が同居すると、言い合いになるとすぐ声が大きくなり、話し合えるのは翌日になります。地空星(ちくうせい)が同居すると、みんなで分担しようと決めたことを誰も引き受けず、地劫星(ちこうせい)が同居すると、同世代のために立て替えたお金や時間は、出した分より戻ってくる分が少なくなりがちです。

兄弟宮の主星に化忌(かき)がつくと、あるきょうだいや同世代との間に、ずっと解けないわだかまりがあります。天鉞星があれば、二人の間にはまだ内々に話せる道が残っています。その道があるうちに、まず会おうとメッセージを送り、中身は会ってから話しましょう。

兄弟宮の天鉞星、きょうだいはたくさん助けてくれるのか

兄弟宮に天鉞星があると、きょうだいがいずれお金や仕事で大いに助けてくれるのかと聞かれることがよくあります。兄弟宮が表すのはあなたと同世代の付き合い方で、きょうだい本人の条件はその人自身の命盤で見ます。ここでの天鉞星は、二人の間に内々で取りなす習慣があり、誤解が解けやすいという意味です。本当に力になってくれるのは、たいてい最後まで話を聞いてくれる人で、いちばん能力が高い人とは限りません。次にきょうだいが相談に来たら、まず話を最後まで聞いてから意見を言いましょう。