田宅宮の天鉞星が表すもの
田宅宮の天鉞星(てんえつせい)を持つと、家を買う、借りるときにひそかな助けがあります。目上がこっそり援助してくれたり、親戚や友人が内見に付き合ってくれたり、急に身を寄せる場所ができたりします。ただ、条件を決めずに住むと、借りができて言い出しにくくなります。
住まいは、黙って段取りしてくれる人がいる
引っ越し、部屋探し、修理といったことは、目立たないように助けてくれる人がいます。信頼できる職人を紹介してくれる、まず部屋を一つ貸してくれる、進み具合を見てくれる。こうした人は、たいてい口に出しません。
家への望みは静かです。広くなくてもよく、休めて、邪魔されないことが大切です。家を付き合いの場にすることはあまり好まず、人を招いて家を見せることも、あまり好みません。
借りがあると、言い出しにくい
住み始めてから、条件を話していなかったと気づきます。誰がどの分を払うか、いつまで住むか、物が壊れたら誰が直すか。知り合いだとかえって聞きにくく、最後は自分で飲み込むしかありません。
身を寄せる、留守を預かるといったことを、はっきり決めないまま長く続けると、恩が争いに変わり、会うのさえ気まずくなります。
先にはっきり決め、それから情を話す
住まいの取り決めは書き出します。期間、費用、誰がどの部分を担当するか。条件を明確にすれば、関係は長く続き、恩も不満にすり減りません。
自立できたら、支払いは自分で引き受けます。
田宅宮の天鉞星、丁年と甲・乙・辛・癸年
丁年生まれの人は、天鉞星が田宅宮の酉に入り、禄存星(ろくぞんせい)は命宮に、陀羅星(だらせい)は兄弟宮に、擎羊星(けいようせい)は父母宮に入ります。家の土台はあなたがしっかり守れますが、きょうだいの側のことは長引きがちで、目上の人も住まいのことにはっきり意見を言います。
甲・乙・辛・癸年生まれなら、陀羅星は向かいの子女宮に、擎羊星は兄弟宮に入ります。引っ越しや家の修理では陰で手伝ってくれる人がいますが、年下のことは長引きがちで、きょうだいとは家のことでもめやすく、住まいのことは調整に時間がかかります。
庚年生まれなら、陀羅星は天鉞星と同じく田宅宮の未に入り、禄存星は官禄宮に入ります。家のことは手を貸してくれる人がいても動きが遅く、修繕や名義変更はずるずると延びがちです。仕事の収入は安定していて、それがこの家を支える土台になります。
田宅宮の天鉞星に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき
火星(かせい)が田宅宮に同居すると、よい物件を紹介されると、その日のうちに契約したくなりがちです。鈴星(れいせい)が同居すると、家の中の不満を黙ってため込み、一緒に住む人はあなたが不機嫌だと長いあいだ気づきません。地空星(ちくうせい)が同居すると、家の計画は理想的でも、内装は何度も変わり、地劫星(ちこうせい)が同居すると、義理で借りたり買ったりした家が、あとになって割に合わないと分かることがよくあります。
田宅宮の主星に化忌(かき)がつくと、家のある件がずっと気になり、それはローンかもしれませんし、家族の段取りかもしれません。権利やローンのことは、専門家に見てもらってから署名しましょう。署名の前に、この決断は住み心地のためなのか、助けてくれた人の厚意に背かないためなのかを、自分に聞いてみてください。
田宅宮の天鉞星、家を買うときに助けてもらえるのか
田宅宮に天鉞星があると、家を買うときに目上の人が内々にお金を出してくれるのか、よい物件を見つけてもらえるのかと聞かれることがよくあります。田宅宮の天鉞星は、住まいのことでよく陰で手を貸してくれる人がいて、職人を紹介したり、仮住まいを貸したり、代わりに物件を見たりしてくれるという意味です。誰がいくら出すかは、相手の事情しだいです。手を貸してもらうなら、なおさら条件ははっきりさせましょう。次に誰かが住まいのことを手伝うと申し出てくれたら、まずどんなお返しを望んでいるかを聞き、話がついてから受けてください。はっきりさせておけば、相手も安心して手伝え、あなたも安心して住めます。