命宮の天鉞星が表すもの
天鉞星(てんえつせい)が命宮に入る人は、場が気まずくなると、会のあとで誰かが話をもう一度整え直し、あなたの面子が保てるようにしてくれることがよくあります。天鉞星は補佐の星で、取りなし、陰ながらの穴埋め、やわらかな手助けをつかさどりますが、すべてを防げるわけではありません。
あなたの代わりに一言添えてくれる人がいます
第一印象は穏やかで、威圧感がありません。面接官が説明を一回余分にしてくれる、会食で誰かが話題をそらしてくれる、率直に言いすぎたとき、会のあとで誰かが相手にメッセージを送ってあなたの代わりに説明してくれる。あなたのまとうやわらかさが、相手に、少し待ってみようと思わせます。
自分でも、場を丸く収める役になることが多くなります。両側が言い争いになりそうなとき、まず言葉をやわらかくして、相手が引ける余地を作ります。天魁星(てんかいせい)は、皆の前であなたを持ち上げるほうで、天鉞星は、人目のないところで空気を戻すほうです。天鉞星は生まれ年の天干によって配置され、一生同じ宮に固定されます。天魁星と同じ宮に入ることは決してありません。
誰かが出てくるのを待ってから動く
誰かが先に取りなしてくれることに慣れて、自分がはっきり言うべき一言をずっと先延ばしにすると、衝突は形を変えて次回に残ります。
助けられることが多いと、肝心なときに、まず誰がその場にいるかを見て、自分が何を望むかは考えなくなります。長く続くと、主導権まで手放してしまいます。
まず自分で話し、それから人に取りなしてもらう
自分で説明できることは自分で説明し、準備を済ませてから、助けてくれる人に最後の一言を補ってもらいます。他人が間に入ってくれるのは好意であって、いつも頼れる手段ではありません。
お礼を忘れず、相手が困ったときは、今度はあなたが前に出ることも忘れません。このつながりは、お互いに相手の面子を立て合うことで支えられています。
命宮の天鉞星、擎羊星と陀羅星の位置は生まれ年で決まります
天鉞星が入るのは寅・巳・未・申・酉の五つの地支だけなので、天鉞星が命宮にある人の命宮は、この五つの宮のどれかです。甲・乙・辛・癸年生まれなら、陀羅星(だらせい)は決まって向かいの遷移宮に、擎羊星(けいようせい)は財帛宮に入り、どちらも命宮を照らします。陰で取りなしてくれる人はいても、外のことは長引きがちで、お金のことは強気でぶつかる場面が多く、手助けはこの二つの関門を越えてはじめて形になります。
庚年生まれなら、陀羅星は天鉞星と同じく命宮の未に入り、禄存星(ろくぞんせい)は父母宮に入ります。助けてくれる人はたいてい目上の側にいますが、返事が遅く、もう一巡待つことがよくあります。壬年生まれなら、禄存星は遷移宮に入って擎羊星と陀羅星に挟まれ、外に実際の資源はあるものの、時間をかけて磨く必要があります。
命宮の天鉞星に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき
火星(かせい)か鈴星(れいせい)が命宮に同居すると、あなたの気性は天鉞星が与える印象より短気で、言葉が先に出てしまい、あとから誰かが陰で取りなしてくれる形になりがちです。地空星(ちくうせい)・地劫星(ちこうせい)が同居すると、つなぐと約束してくれた人が最後の一歩で手を離せなくなり、その部分は自分で埋めることになります。
生年の化忌(かき)が命宮の主星につくと、心の中にいつもひとつ気がかりがあり、自分の力が足りず、助けてくれる人を困らせているのではと心配します。これは気がかりで、物事が悪くなるという意味ではありません。信頼できる人にその件を一度話してみるほうが、一人で考え続けるより早く片づきます。
命宮の天鉞星、恩人はたいてい女性なのか
天鉞星は陰貴と呼ばれるので、人生の恩人はたいてい女性なのかと聞かれることがよくあります。当サイトの読み方では、陰貴とは助け方が陰ながらで面子を立てる形だという意味で、相手が男性か女性かは関係ありません。会議のあとにひと言補ってくれる上司も、こっそり注意してくれる同僚も含まれます。最近誰かが陰であなたの味方をしてくれた場面を思い出し、どう助けてくれたかを書き留めておけば、本当に人が必要なときに誰を頼ればいいか分かります。