父母宮の天鉞星が表すもの
天鉞星(てんえつせい)が父母宮に入ると、親、目上の人、先生、上司との間は、やわらかい傾向です。事があれば一対一で、ゆっくり話すことが多く、そこから余地を残すことを学びます。がっかりさせるのが怖くて、相手が聞きたいことだけを話しがちでもあります。親や目上の人本人がどんな人かは、その人自身の命盤で見ます。
目上の人の前ではやわらかく、相談にも行ける
間違えたときは、まず一対一で理由をはっきり話す習慣があります。困りごとがあれば、上の人のところへ相談に行くことも比較的でき、正面からぶつかることはあまりありません。
このやわらかさは、目上の人の前で安心感を生み、何かあれば戻って話しやすくなります。あなた自身も、きちんと話すほうが大声より効くと学んでおり、その拠り所は長く続きます。
がっかりさせたくなくて、本当のことを言わない
本当の困難を言わず、耐えきれなくなってから発覚すると、相手はかえってつらく、あなたが自分を身内と思っていなかったとも感じます。
人が防いでくれることに慣れて、ずっと前に出ないと、判断力が育たず、何かあるたびに戻って聞くだけになります。
その愛情を受け取り、自分の難しさも話す
困りごとは早めに言います。相手が助けられるとは限りませんが、少なくともあなたのために推測しなくて済み、あなたが耐えきれなくなってから初めて知ることもなくなります。
自分の決定は自分でします。目上の人は後ろ盾で、道を歩くのはあなたです。あなたが安定して歩くほど、相手は本当に安心します。
父母宮の天鉞星、禄存星と擎羊星・陀羅星の位置
戊・己年生まれで天鉞星が父母宮にあると、擎羊星(けいようせい)は命宮に、禄存星(ろくぞんせい)は兄弟宮に、陀羅星(だらせい)は夫妻宮に入ります。目上の人は陰であなたを支えてくれますが、あなた自身の言葉はまっすぐすぎるところがあり、きょうだいの間には確かな支えがある一方、恋愛のことは長引きがちです。
甲・乙・辛・癸年生まれなら、陀羅星は向かいの疾厄宮に、擎羊星は子女宮に入ります。目上の人のために走り回るうちに自分の生活リズムを崩しやすく、年下の面倒を見るときにはきつい言葉が出がちです。どちらの場合も、天鉞星がくれるやさしさは、あなた自身が受け止めて生かす必要があります。
庚年生まれなら、陀羅星は天鉞星と同じく父母宮の未に入ります。目上の人は内々にあなたの面倒を見てくれますが、決めるのが遅く、相手が考えをまとめるまで待つことになります。禄存星は福徳宮に入るので、心に土台があり、待つあいだもあまり慌てません。
父母宮の天鉞星に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき
火星(かせい)が父母宮に同居すると、目上の人は気が短く、何かあるとすぐ対応するよう求めます。鈴星(れいせい)が同居すると、目上の人は不満をはっきり言わず、あなたは周りの人の口から知ることになります。地空星(ちくうせい)が同居すると、目上の人が約束した段取りがそのまま立ち消えになりがちで、地劫星(ちこうせい)が同居すると、目上の人のために使うお金や時間は多いのに、自分に戻ってくる分は少なくなります。
父母宮の主星に化忌(かき)がつくと、目上の人のある件が気にかかり、それは暮らしの段取りかもしれませんし、あなたへの期待かもしれません。二人きりになれるときを選んで、どうしてほしいのかを直接聞いてみましょう。
父母宮の天鉞星、上司は特別に目をかけてくれるのか
父母宮に天鉞星があると、上司や先生が特別に目をかけてくれるのかと聞かれることがよくあります。父母宮は上司や先生との付き合いも表し、ここでの天鉞星は、上の立場の人があなたの説明を内々に聞いてくれて、余地を残してくれやすいという意味です。目をかけてもらえるかどうかは、やはりあなたが出す成果しだいです。内々の支えは掲示板には載らないので、あなた自身が覚えておく必要があります。上司が替わるときは、前の上司が内々に教えてくれたことをまとめ、次のポジションに持っていきましょう。離れる前には、直接お礼を言うことも忘れずに。