官禄宮の天鉞星が表すもの
官禄宮の天鉞星(てんえつせい)を持つと、職場でひそかに支えてくれる人がいます。会議で拍手しなくても、肝心なときに一言添えて和らげてくれ、事が進むかはその一押しにかかりがちです。ただ、頼りすぎると主導権が手を離れていきます。
肝心なときに、背中を押してくれる人がいる
昇進や異動は、誰かが人知れず口添えしてくれたおかげであることが多いでしょう。チームでは協力的で、手柄を争わず、人と恨みを結ぶこともあまりありません。
あなたに問題が起きたとき、同僚や上司は、先に説明を聞いてから方向を決めてくれることが多くなります。職場の関係は、見た目より厚いのです。
誰かが後ろから押してくれるのを、ずっと待つ
自分で勝ち取るべき地位を言い出さず、思い出されるのを待ち、最後にあなたの番が来ないことがよくあります。
調整や穴埋めを多くしても記録に残さないと、異動や評価のときに、人の記憶に頼るしかなく、覚えている人が、その場にいるとは限りません。
人があなたのために話してくれても、自分も前に出る
勝ち取るべきものは、自分で一度言います。人が陰で支えてくれても、あなたが前に出なければ、人もずっとあなたの代わりに話し続けられません。
やったことは記録に残します。肝心なときに出せるものがある人が、人から与えられる機会を受け止められます。
官禄宮の天鉞星、擎羊星・陀羅星と禄存星の位置
甲・乙・辛・癸年生まれで天鉞星が官禄宮にあると、擎羊星(けいようせい)は命宮に、陀羅星(だらせい)は夫妻宮に、禄存星(ろくぞんせい)は兄弟宮に入ります。職場では陰で支えてくれる人がいるのに、あなた自身の仕事ぶりは強気で、仕事が忙しくなると恋愛にもしわ寄せが行きやすくなります。
丙年生まれなら、禄存星が命宮に、擎羊星が父母宮に、陀羅星が兄弟宮に入ります。仕事もあなた自身も守り重視で、上司の言葉はきつく、同世代のことは長引いてあなたが出ていくことになります。どちらの年でも、天鉞星の手助けは、あなた自身の気性と合わせて考える必要があります。
庚年生まれなら、陀羅星は天鉞星と同じく官禄宮の未に入り、禄存星は奴僕宮に入ります。昇進や異動では内々に口添えしてくれる人がいますが、書類の手続きは遅く、一緒に働く友人は頼りになります。擎羊星は遷移宮に入るので、出張先の交渉では言葉を少し控えめにしましょう。
官禄宮の天鉞星に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき
火星(かせい)が官禄宮に同居すると、機会は急に回ってくることが多く、誰かが内々に推薦してくれて急ぎの案件を任され、準備の時間はわずかです。鈴星(れいせい)が同居すると、仕事の不満を黙ってため込みながら働き、ある日いきなり辞表を出します。地空星(ちくうせい)が同居すると、仕事のアイデアは多く、誰かが資源を取ってきてくれても、実行が途中で止まりがちで、地劫星(ちこうせい)が同居すると、会社や上司のために引き受けた後始末は多いのに、手柄はよく他人の名前で記録されます。
官禄宮の主星に化忌(かき)がつくと、仕事の中にずっと心に引っかかっていることがあります。支えてくれているその人に内々に一度相談し、どう見ているかを聞くほうが、一人で黙って推し量るよりよいでしょう。
官禄宮の天鉞星、参謀役に向いているのか
官禄宮に天鉞星があると、参謀役や裏方の仕事に向いているのかと聞かれることがよくあります。官禄宮の天鉞星は、あなたが職場で内々の調整や、人の面子を立てることが得意だという意味で、この力は参謀、人事、プロジェクトの調整役といった立場でよく生きます。管理職が務まるかどうかは、主星も見て判断します。裏方にも、目に見える成果は必要です。次に誰かが内々にあなたの口添えをしてくれたら、あとでその人があなたのどこを評価したのかを聞いてみましょう。そうすれば、どの部分をもっと見える形にすればいいか分かります。分かったら、その方向にもう少し力を入れてください。