財帛宮の天機
財帛宮に天機星(てんきせい)がある人は、お金の多くが頭脳、情報、技術から入ってきます。頭を使って得るお金は、比較的順調に稼げます。お金を使う前にも、はっきり計算する習慣があり、価格を比べ、試算し、評価を見ることが日常です。
財帛宮の天機の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の福徳宮は巨門。丑・未の宮では単独で入り、福徳宮は天梁。寅・申の宮では太陰と同宮で、福徳宮には主星がありません。卯・酉の宮では巨門と同宮で、福徳宮には主星がありません。辰・戌の宮では天梁と同宮で、福徳宮には主星がありません。巳・亥の宮では単独で入り、福徳宮は太陰。どの配置でも、三合の官禄宮には必ず天同があります。
求めているのは、計算できる安心
感覚で大きなお金を使うことはまれで、まず一通り調べ、一通り比べます。この慎重さのおかげで多くの損を避け、どこが割安で、どこが水増しかを、人より早く見抜くことも多いです。
収入は、専門性と情報の更新の速さに沿って動くことが多く、学ぶのが早く、理解できれば、チャンスをつかみやすくなります。収入の形も変動が大きく、請負、転職、副業の機会は人より多くなります。太陰と同宮すれば貯めるのが上手で、巨門と同宮すれば説明や解説で稼ぎ、天梁と同宮すれば、多くはコンサルタントや専門サービスの収入です。
計算しているうちに機会が過ぎる、または小さなお金だけを計算する
資料が揃ってから動くと、最も良い時機はたいてい過ぎています。目に見えるお金だけを計算し、自分の時間をコストに入れず、ほんの少し節約するために、午後を丸ごと使うこともよくあります。
同時にいくつも手を広げすぎるのも昔からの問題です。新しい機会にはどれも興味があり、資源が分散して、どれも大きく育ちません。
「これで十分」という線を一本決める
手を出す前に、何を求めているのか、受け入れられる価格帯がどこかを書き出し、そこに達したら実行し、それ以上は調べず、全員に尋ねて回る必要もありません。時間を時給に換算すると、節約のための動きの多くは、自然にふるい落とされます。
同じ時期には、主な収入源を一本だけ育てます。大きな出費は一晩置いて、翌日もまだ欲しければ買います。
財帛宮の天機星、地支ごとの明るさ
子・午の天機星は廟で、頭を使って稼ぐお金が順調に入り、チャンスの見極めも的確で、進む道を変えるときも正しく変えられます。丑・未の天機星は陥で、考えの多さは同じでも、収入が計画の変更に合わせて揺れ、しばらく忙しくしたあとで口座が増えていないことに気づきます。
寅・申の天機星は得地で、同じ宮の太陰星(たいいんせい)は寅で旺、申では利どまりです。寅宮の天機星・太陰星は比較的お金が貯まり、申宮のほうは長く考えすぎている計画にお金を寝かせがちです。辰・戌の天機星・天梁星(てんりょうせい)は、天機星が利、天梁星が廟で、収入は専門と経験によるものが多く、年を重ねるほど価値が上がります。巳・亥の天機星は平で、単独なので収入の形が最も変わりやすく、請け負いの仕事や副業が入れ替わります。
財帛宮の天機星に煞星や化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、値段の交渉が細かくなり、相手が少しでも曖昧だと最後まで問いただし、ときには計算の細かさで商談が止まります。地空星(ちくうせい)か地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、アイデアも投資したい対象も多く、まだよく分かっていないところでお金が漏れやすくなります。
乙年生まれの人は天機星が化禄(かろく)になり、寅・申の天機星・太陰星なら同じ年に太陰星が化忌(かき)になって、禄と忌が同じ宮に座ります。お金は入ってくるのに、ずっと気にかかる出費もひとつあります。戊年は天機星が化忌になり、ある収入源を変えるかどうかずっと迷います。変えたあと三か月分の生活費が足りるかを先に計算してから動きましょう。
財帛宮に天機星があると、大きなお金は稼げないのか
財帛宮の天機星は小さなお金しか稼げず、頭を使っても大きな財は得られないと言われることがあります。この宮の天機星が示すのは、お金があなたの専門と判断についてくるということで、収入の形は変動しやすいものの、額に上限が決められているわけではありません。天機星の人の稼ぎが伸びない本当の理由は、見積もりを控えめにしすぎて、口にしたら仕事が来なくなると恐れていることが多いのです。ひとつの腕を、人が高い値段を払いたくなるところまで磨けば、お金もついてきます。