財帛宮の陀羅星が表すもの
財帛宮の陀羅星(だらせい)を持つと、収入は少しずつ積み上がり、一度に大きくなることはまれです。回収すべきお金も後回しになりがちです。仕組みは安定しても、資金繰りは詰まりやすく、お金が他人のところに留まりがちです。
少しずつ積み上げ、一夜では届かない
あなたのお金は、たいてい時間が積み上げます。固定収入、長く付き合う顧客、同じ職場に長く勤めての昇給などです。速さを追うのには向かず、守ることに向いていて、実際に守り切れます。ほかの人が一年に三つ銘柄を替える間に、あなたは一つを五年持ち、結局あなたのほうが安定していることがよくあります。
自分自身にお金をかけることも厭いません。学び、道具、資格などです。この種の支出は回収が遅くても、無駄になることは通常ありません。
お金が人のところで止まる
売掛金は催促しづらく、相手もゆっくりで構わないと思っているうちに、あなたは相手のために言い訳まで考えています。
損切りすべき投資は認めず、見直すべき支出はそのまま。お金が少しずつ漏れて、対処しようとしたときには大きく減っています。
回収を仕組みにする
支払い期日、リマインド、損切りをルールにして、その時が来たらそのとおり動きます。怖い人になる必要はなく、気分で決めなくなるだけで、お金は話せていないところに留まらなくなります。
積み上げたお金は、長く置いておく場所へ入れます。あなたは腰を据えられるので、時間に働いてもらうほうが、高値を追うより向いています。方向さえ合っていれば、ゆっくりであることが元手になります。
財帛宮の陀羅星、擎羊星は夫妻宮にあります
陀羅星が財帛宮にあるとき、禄存星(ろくぞんせい)は子女宮に、擎羊星(けいようせい)は夫妻宮に入ります。お金はゆっくり入ってくるのに、恋愛では言葉がまっすぐで、二人がいちばん言い争うのはお金のことです。あなたは待ちたい、堅く行きたいと思い、パートナーはあなたが先延ばしにしていると感じます。財帛宮の三方は命宮と官禄宮で、向かいは福徳宮です。お金が止まっているときは、口には出さなくても、心の中でずっと計算しています。
甲・丙・戊・庚・壬年生まれなら陀羅星は財帛宮で廟になり、少しずつ貯めたお金は確かで、大きな浮き沈みはあまりありません。乙・丁・己・辛・癸年生まれなら陥になり、受け取るべきお金が遅れたり、するべき資産運用の決断をずっと先送りにしたりしがちです。主星が辰・戌の武曲星(ぶごくせい)で陀羅星が加わると、稼ぐことには懸命ですが、一件ごとにまとまるまで長くかかります。
お金のことで火星・鈴星・化禄・化忌に出会うとき
火星(かせい)が同じ宮にあると、ふだんは慎重なのに、ときどき勢いで大きな一件に手を出し、あとで片づけるのに長くかかります。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、お金で損をしても言わず、長く胸にしまい込みます。
辛年生まれで、財帛宮が申の太陽星(たいようせい)・巨門星(こもんせい)の人は、陀羅星と巨門星の化禄(かろく)が同じ宮に入ります。話す力や専門性による収入は入ってきますが、まとまるまでに何度も話し合いが必要なことが多いです。見積書を何度直すことになっても焦らなくてかまいません。粘れる人ほど、最後にいちばんよい条件を手にしやすいのです。
財帛宮の主星に化忌(かき)がついて陀羅星があると、ずっと止まっているお金が一件あり、貸したものか、投じて戻ってこないものであることが多いです。そのお金に最後の処理日を決めましょう。その日になっても動かなければ授業料だと思い、もう気持ちを占領させないことです。
財帛宮に陀羅星があると、お金が貯まらないのか
財帛宮に陀羅星があるのを見て、お金が貯まらず、ずっと支払いを待たされるのではと心配する人がいます。この宮の陀羅星が示すのは、お金が入ってくるリズムが遅いということで、貯まらないという意味ではありません。たいていあなたは人より守るのが得意です。現実的なのは、収入を決まった分と決まっていない分に分けることです。決まった分は生活費に回し、決まっていない分は実際に入金されてから使い道を考え、まだ手にしていないお金を先に使わないこと。そうすれば一件が遅れても、暮らしが乱されることはありません。