財帛宮の七殺
財帛宮に七殺星(しちさつせい)がある人は、お金がたいてい一つの案件、一度の成約、一度の危機対応で稼ぎ出され、収入は勝負と結びつき、浮き沈みも大きくなります。対宮の福徳宮にある天府星(てんぷせい)によって、心の中では実は安定と蓄えを求めており、稼ぐときの勢いとしばしば引っ張り合います。卯・酉の武曲七殺の同宮では、決断で稼ぐ色合いがとくに強くなります。
財帛宮の七殺の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の福徳宮は武曲天府。丑・未の宮では廉貞と同宮で、福徳宮は天府。寅・申の宮では単独で入り、福徳宮は紫微天府。卯・酉の宮では武曲と同宮で、福徳宮は天府。辰・戌の宮では単独で入り、福徳宮は廉貞天府。巳・亥の宮では紫微と同宮で、福徳宮は天府。どの配置でも、命宮には必ず破軍があります、三合の官禄宮には必ず貪狼があります。
稼ぐ勇気があり、使う勇気もある
業績、案件、成約、危機対応で稼ぐことが向いています。営業、エンジニアリング、起業、決断が求められる専門職などです。機会が来たときにつかめるのは、他の人より思い切りがいいからです。
お金の使い方も惜しまず、お金はまた稼げばいいと考えます。価格をあまり比べず、少額のために時間をかけることも好みません。
一度に賭けすぎる
見込んだら全部賭け、一度負けると立て直すのに長くかかります。お金はすべて戦場に置かれ、手元に現金がないため、急に必要になると回らなくなります。
人には気前がいいあなたは、回収すべき残額をそのままにしがちで、続けると自分のコストになります。
入れるだけで引き出さない口座を一つ持つ
毎月決まった額を、使わない口座に移し、勝ったときだけ支給されるボーナスだと考えます。一件に投じる額は、先に負けても耐えられる上限を決め、超えたら止め、次の一件で取り返そうとしません。
回収すべきお金は直接受け取り、支払日をはっきり伝えます。強めに言っても関係は壊れず、むしろ相手にあなたの線引きが伝わります。度胸は元手ですが、これらの決まりを合わせれば、毎回全財産をかけて試す必要はありません。
財帛宮の七殺星、明るさで稼ぐリズムが変わります
七殺星は寅・申、辰・戌で廟で、稼ぎ方に勢いも筋道もあり、波が次々に来て、上下は大きくても全体としては上向きです。子・午では旺で、収入が案件と結びついていて、案件があるときはいいのですが、空白の期間もはっきりしています。
廉貞星(れんていせい)と七殺星が丑・未にあると、七殺星は廟、廉貞星は利で、稼ぎ方に決まりを重んじ、契約も手順もきちんとそろえます。紫微星(しびせい)と七殺星が巳・亥にあると、七殺星は平、紫微星は旺で、稼ぐのは地位や肩書きのあるお金で、体面に使う分も多くなります。武曲星(ぶごくせい)と七殺星が卯・酉にあると、七殺星は旺、武曲星は利で、二つともお金に関わる星なので、稼ぐ決断がいちばん速く、読みを外したときの撤退もいちばんあわただしくなります。あわてて退くほうが、読みを外すより痛手になることがよくあります。
財帛宮の七殺星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、機会を素早くつかみ、値段の交渉も強気で、案件は取れても協力関係を傷つけやすくなります。このせっかちさが出るのは、子・午、卯・酉、辰・戌、丑・未の四組の座り方だけです。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、お金が手続きの中で止まり、請求も入金も遅くなります。
庚年生まれで武曲星と七殺星が酉にある人は、武曲星が化権(かけん)になって擎羊星も酉に入り、稼ぎ方も交渉も激しくなります。壬年生まれの武曲星と七殺星なら武曲星が化忌(かき)になり、お金が一つの段階で止まりがちです。財帛宮が七殺星の人は、命宮に決まって破軍星(はぐんせい)があり、使うことも乗り換えることも恐れないので、お金を使う前にひと言自分に聞いてみましょう。これは投資なのか、それとも気分を変えたいだけなのか。
財帛宮に七殺星があると、起業に向いているのか
財帛宮に七殺星があるのを見て、独立するのに向いているのかと聞く人がいます。この宮が示すのは、あなたのお金が一戦一戦勝ち取ってくるものだということで、起業はその一つの形にすぎず、歩合制の仕事や請負も同じです。本当に起業するなら、まず仕事のあとの時間で半年やってみて、最初のお客さんがまた来てくれるかを見てから、辞めるかどうかを決めましょう。お客さんが戻ってくるということは、あなたの売るものがしっかりしているということで、あなたに勢いがあるだけではない証拠です。