夫妻宮の化忌とは
化忌(かき)が夫妻宮に入る人は、親密な関係でこだわりが強くなりやすく、返信の遅さ、予定のすれ違い、話の途中切れが、心に刺さるトゲになります。照らし出されるのは引っかかる場所であり、別れを予告するものではありません。対宮の官禄宮にも響くので、恋愛の不安が仕事に持ち込まれ、仕事のプレッシャーが恋愛にのしかかることもあります。
生年の化忌は生まれ年の十干で決まります。甲年は太陽、乙年は太陰、丙年は廉貞、丁年は巨門、戊年は天機、己年は文曲、庚年は天同、辛年は文昌、壬年は武曲、癸年は貪狼です。夫妻宮にちょうどその星があるときだけ、夫妻宮の化忌になります。紫微・天府・天相・天梁・七殺・破軍の六つの主星は化忌しません。
予定が合っていないと、まず心にトゲが立つ
返信が遅い、急に予定が変わる、話が途中で止まる。そんなとき、まず悪いほうに考えてしまい、近づくほど空振りが怖くなります。
家のことでも「本当に気にかけてくれているの」という話にしてしまいがちです。食器が洗われていない、予定を伝えてくれないといったことが、事柄そのものより重くなります。実際は、相手の予定の中に自分を入れてほしいだけなのです。
不安になると続けて問い詰め、沈黙を拒絶と決めつける
メッセージに返事がなく、二通目、三通目と続けて送ります。相手はただ忙しいだけなのに、あなたはもうこの関係に見切りをつけてしまっています。
分かってほしいのに、理屈で話すと、相手には責められているように聞こえます。
その日のうちに気持ちを一度話して、話したら止める
嫌なことはその日に話し、まず自分の気持ちを伝え、相手の動機は問い詰めません。話すのは一度で止めます。
返信を待てる時間を自分で決めておき、そこに達するまでは続けて送りません。不安を一言にして伝えるほうが、冷たくして相手を試すより効果があります。
太陰星・巨門星・武曲星の化忌が夫妻宮に入るとき
乙年生まれで太陰星(たいいんせい)が化忌となって夫妻宮に入ると、引っかかるのは安心感です。相手が少しでもそっけないと心配になり、本当はちゃんと大事にされたいと思っています。太陰星が酉・戌・亥・子で化忌になるとき、『紫微斗数全書』巻三は、かえって悪いこととは読まないとしています。これらの宮では太陰星がもともと明るく、あなたの気持ちは受け止めてもらいやすいのです。卯・辰・巳では陥となり、気持ちを口に出せず、胸にしまい込むしかありません。
丁年生まれで巨門星(こもんせい)が化忌となって夫妻宮に入ると、引っかかるのは意思疎通です。同じことで何度も言い合いになり、毎回相手が分かってくれていないと感じます。巨門星は寅・卯・申・酉で廟となり、言い合っても話はまとまります。辰・戌では陥となり、言い合うほど離れ、結論が出ないまま終わります。
壬年生まれで武曲星(ぶごくせい)が化忌となって夫妻宮に入ると、引っかかるのはお金と現実のことです。生活費をどう分けるか、貯金を誰が管理するか、大きな出費を誰が決めるか。恋愛がこうしたことにすり減らされがちです。武曲星は辰・戌・丑・未で廟となり、お金のことははっきり話せば片づきます。巳・亥では平和で、お金の話をするときの口調が硬すぎて、相手には信用されていないように聞こえます。
恋愛に陀羅星・火星・鈴星・化権が重なるとき
陀羅星(だらせい)が化忌と一緒に夫妻宮に入ると、わだかまりがなかなか解けず、昔のことを何年も胸に置いたまま、けんかのたびに持ち出してしまいます。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、ふだんは我慢して言わないのに、ある日突然爆発し、相手はあなたがどれほど長く怒っていたのかまったく知りません。
丁年生まれで天同星(てんどうせい)と巨門星が丑・未で一緒に夫妻宮に入ると、天同星の化権と巨門星の化忌が同じ宮に入ります。関係をよい方向へ導きたいのに、意思疎通がひと言ふた言でつまずき、説得しようとするほど話が通じなくなります。壬年生まれで武曲星の化忌が夫妻宮に入るとき、紫微星(しびせい)の化権は必ず遷移宮か福徳宮に入ります。外ではあなたが決めるのに、恋愛に戻るとお金のことでよく気をもみます。
夫妻宮に化忌があると、結婚はうまくいかないのか
夫妻宮に化忌があると、結婚がうまくいかず、長続きしないのか、とよく聞かれます。本サイトの読み方では、化忌が照らし出すのは、恋愛の中であなたがいちばん気にかけ、いちばん引っかかりやすいことで、別れを予告するものではありません。夫妻宮に化忌があって長く続いている人はたくさんいて、それはむしろ相手を大切に思っているからです。星によって引っかかる場所は違います。太陰星なら安心感、巨門星なら意思疎通、武曲星ならお金です。まず、二人がいちばんよくどんな種類のことで言い合うのかを見つけ、時間を決めて、そのことだけを話し合ってください。