夫妻宮の化権とは
夫妻宮の化権(かけん)を持つ人は、恋愛で誰が仕切るか、どう段取りするか、関係がどこへ向かうかを一手に決めがちです。方向を決めるのが一人だけだと、遅かれ早かれどちらか一方が息苦しく感じます。
関係の方向は、あなたが決めることが多い
どこへ行くか、どう過ごすか、いつ大事な話をするか。あなたはすべて段取りする習慣があり、計画を立てることが責任だと考えます。
相手にも、自分の言うことを聞いてほしいと思います。協力的なパートナーとはよく合い、押しに弱い相手は、あなたに合わせるだけになってしまいます。
主導が支配に変わる
自分のほうが分かっていると思うと、相手の代わりに決めてしまい、相手の考えが入る余地がなくなります。あなたは相手のためだと言いますが、相手には抑えつけられていると聞こえます。
安心して任せられず、関係の中でだんだんあなた一人だけが力を使う形になります。
決定権を半分返す
話し合うとき、先に相手が何を望むかを聞き、そのあとであなたの考えを言います。大事なことは一緒に決め、あなたが先に決める必要はありません。
家のことのうち、いくつかを相手に全権で決めてもらい、あなたは手を出しません。二人で決めたことは、二人で気にかけるようになります。
太陰星・貪狼星・天機星の化権が夫妻宮に入るとき
戊年生まれで太陰星(たいいんせい)が化権となって夫妻宮に入ると、あなたが恋愛で受け持つのは家のことです。どこに住むか、お金をどう貯めるか、家事をどう回すか。細やかに段取りするので、相手は心地よく暮らせます。太陰星は亥・子・丑で廟となり、この世話焼きが相手の負担になりにくいです。卯・辰・巳では陥となり、細かく管理するほど疲れて、相手は見張られていると感じ、あなたは誰も手伝ってくれないと感じます。
己年生まれで貪狼星(どんろうせい)が化権となって夫妻宮に入ると、あなたが恋愛で主導するのは暮らしの楽しみです。どこへ遊びに行くか、何を食べるか、誰と付き合うかを、たいていあなたが提案します。貪狼星は辰・戌・丑・未で廟となり、あなたの段取りで二人の毎日がにぎやかになります。巳・亥では陥となり、やりたい予定が多すぎて、相手はついていくのに疲れてしまいます。
丙年生まれで天機星(てんきせい)が化権となって夫妻宮に入ると、二人の計画はあなたが考え、あなたが変えることが多くなります。引っ越し、転職、海外行き。思いつくとすぐ動きたくなります。天機星は子・午で廟となり、考えはたいてい行き届いています。丑・未では陥となり、計画がころころ変わり、相手が前の話に慣れる前に、あなたはもう次のことを考えています。
恋愛の主導権に擎羊星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が化権と一緒に夫妻宮に入ると、けんかのときにあなたから引くのが難しく、二人とも勝ちたいので、小さなことで何日も気まずくなります。地空星(ちくうせい)・地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、住まい、旅行、貯金の目標と、二人のための計画はたくさん立てるのに、実際に形になるのは多くありません。予定表の方が暮らしより充実しているほどです。
戊年生まれで天機星と太陰星が寅・申で一緒に夫妻宮に入ると、太陰星の化権と天機星の化忌が同じ宮に入ります。家をきちんと整えたいのに、二人の計画は変更の繰り返しで行き詰まりがちです。己年生まれで武曲星(ぶごくせい)と貪狼星が丑・未で一緒に夫妻宮に入ると、武曲星の化禄と貪狼星の化権が同じ宮に入り、恋愛ではお金と主導権が結びつきます。誰が多く出すか、誰が決めるかは、早めに話しておくのがいちばんです。
夫妻宮に化権があると、強気な相手と出会うのか
夫妻宮に化権があるのは、相手が強気なのか、それとも自分が恋愛で強気なのか、とよく聞かれます。この宮が示すのは、恋愛の中でのあなたの姿です。あなたは関係に方向があり、決める人がいることを大切にし、決断の早い人に惹かれやすくもあります。相手の実際の性格は、その人自身の命盤で見るものです。二人とも自分で決めたいときは、家のことをいくつかに分けて、それぞれが一つずつ受け持ってください。何でもどちらが決めるかで争うより、ずっと楽になります。