官禄宮の化忌とは
官禄宮に化忌(かき)が入る人は、仕事の線で引っかかりやすくなります。役割が合わない、評価の基準が揺れる、肩書を人格と同一視する、頑張るほど硬くなる、といった形です。整えるのは、仕事をすること、責任を負うこと、人に見られることの部分で、職を失うかどうかとは関係ありません。生年化忌として読みます。対宮の夫妻宮に響くので、仕事が張りつめると、家に帰ってからの余裕もなくなります。
評価の一文字を、一週間引きずる
評価に留保が一つ増えた、会議で名指しされなかった。そんなとき、自分のどこが悪いかを何度も確かめてしまいます。人からどう見られるかという点では、特に気を張り詰めてしまいます。
仕事に真剣で、肩書や成績を、自分は足りているかの証明にしやすい面もあります。
仕事を、人格のテストにしてしまう
説明は見事でも、力が自己審査に消えてしまいます。挑戦的な案件は、既存の評価を損なうのが怖くて引き受けられません。
功績の記録を残さないので、人があなたについて覚えているのは張りつめていたことだけで、何を成し遂げたかは思い出されません。
フィードバックはひとつだけ受け、四半期ごとに成果を残す
評価のたびに、次に直すことをひとつだけ持ち帰り、残りは人格への判決として扱いません。
終えたことを書き出します。ファイル名、日付、結果を一行ずつで十分で、記憶で弁明する必要はありません。成果とあなた自身を分けて見れば、ひとつの案件にあなたが縛られることはありません。
太陽星・天機星・貪狼星の化忌が官禄宮に入るとき
甲年生まれで太陽星(たいようせい)が化忌となって官禄宮に入ると、引っかかるのは見てもらうことです。たくさん働いているのに昇進や評価は遅く、手柄を他人に持っていかれたと感じがちです。太陽星は寅・卯・辰・巳・午で十分に明るく、尽くしたことはいずれ見てもらえます。亥・子では陥となり、裏方の仕事が多いので、自分のしたことを毎週の報告に書き込むようにしてください。
戊年生まれで天機星(てんきせい)が化忌となって官禄宮に入ると、引っかかるのは方向です。仕事の方向がよく変わり、あなた自身も道を変えたくなり、考えは多いのに定まりません。天機星は子・午で廟となり、変えるのにも理由があります。丑・未では陥となり、変えるのが早すぎて、どの仕事も一年続きません。
癸年生まれで貪狼星(どんろうせい)が化忌となって官禄宮に入ると、引っかかるのは欲しいものの多さです。昇進したい、転職したい、副業もしたい。どれも欲しくて、力が散らばりすぎます。貪狼星は辰・戌・丑・未で廟となり、あれこれの試みがゆっくり一本の道にまとまっていきます。巳・亥では陥となり、何にでも手を出して、結局どれも深まりません。
仕事に擎羊星・地劫星・化禄が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が化忌と一緒に官禄宮に入ると、仕事での衝突がとても直接的で、上司や同僚に面と向かって言い返し、後で収拾がつかなくなります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、力を注いだ案件が中止になったり別の人に回されたりすることが多く、努力が空回りした感覚がとりわけ深く残ります。
癸年生まれで貪狼星の化忌が官禄宮に入るとき、同じ年の破軍星(はぐんせい)の化禄は必ず命宮か財帛宮に入ります。仕事のことは気にかかっても、収入や自分自身の側には新しいよいことがあります。官禄宮の向かいは夫妻宮で、夫妻宮に化禄があると、仕事で引っかかったときにパートナーがいちばんの支えになってくれます。仕事の苛立ちを家に持ち帰らないでください。
官禄宮に化忌があると、仕事はうまくいかないのか
官禄宮に化忌があると、仕事運が悪く、機会も少なく、安定した仕事が見つからないのか、とよく聞かれます。本サイトの読み方では、化忌は仕事のことをとくに気にかけていて、どこかの段階で引っかかりやすいということで、仕事で何かが起きるという意味ではありません。どこで引っかかるかは入っている星によって違い、太陽星なら見てもらうこと、天機星なら方向、貪狼星なら欲しいものの多さです。まず、これまでの三つの仕事を辞めた理由を書き出し、同じ理由かどうかを見てください。