紫微家

子女宮の化忌とは

化忌(かき)が子女宮に入る人は、子ども、生徒、部下を育てるとき、あるいは自分の作品を作るときに、無意識に管理したくなり、成績に目を光らせがちです。連絡帳、作品の進み具合、新人の提出物を見張るうちに、点数が愛情のように見えてきます。ここでは生年化忌を指します。対宮の田宅宮に響くため、人を育てる不安がそのまま家に持ち帰られがちです。

天同天梁命庚寅武曲七殺父母辛卯太陽福徳壬辰田宅癸巳天機官禄甲午紫微破軍奴僕乙未遷移丙申天府疾厄丁酉太陰財帛身戊戌巨門夫妻庚子天相兄弟辛丑廉貞陥忌貪狼陥子女宮己亥木三局命主 禄存 身主 天梁陽男
サンプル命盤:廉貞化忌が子女宮に入る例(あなたの命盤ではありません)

進み具合を見張って、相手より自分が疲れる

相手が提出する前にあなたが緊張し、作品が出る前にもう直しています。責任を果たしているのですが、不安を先回りして全部抱え込んでしまいやすいのです。

人を育てるときは基準を示すのが上手で、人からは要求が高いと言われます。要求が高いこと自体は構いません。問題は、その基準が相手にとって空気のようになることです。あなたが休みに入ると、相手は次にどう動けばいいか分からなくなり、身につくのは自分で判断することではなく、あなたを恐れることになります。

点数が、愛のように見える

相手が立派にやれたときに安心し、何を学んだかは後回しになります。失敗を恐れて代わりにやってしまい、やり方がずっと相手の手に渡りません。

自分の作品も直し続けて、出せなくなります。

一度に、直せるひとつだけを見る

フィードバックは、今回相手が直せるひとつだけにして、残りは次回に回します。

作品には提出日を決め、時間が来たら使える版を出します。相手が提出し終えてから見て、作っている最中に手を出して直さないでください。

貪狼星・廉貞星・太陽星の化忌が子女宮に入るとき

癸年生まれで貪狼星(どんろうせい)が化忌となって子女宮に入ると、引っかかるのは求める気持ちです。後輩にも作品にも期待が多く、多才であってほしい、何でもそろっていてほしいと思い、いつも足りないと感じています。貪狼星は辰・戌・丑・未で廟となり、この期待が成果につながります。巳・亥では陥となり、期待が散らばりすぎて、後輩も作品もあなたに追い立てられます。

丙年生まれで廉貞星(れんていせい)が化忌となって子女宮に入ると、引っかかるのは決まりごとです。後輩が決まりを守らないと気持ちを収めにくく、作品の形式や細部もあなたの基準どおりでないと気がすみません。廉貞星は寅・申で廟となり、決まりが理にかなっています。巳・亥では陥となり、決まりが多すぎて、自分で守るのも疲れます。

甲年生まれで太陽星(たいようせい)が化忌となって子女宮に入ると、引っかかるのは尽くすことです。後輩のため、作品のためにたくさん力を注いでいるのに、見てもらえていない気がします。太陽星は寅・卯・辰・巳・午で十分に明るく、尽くしたことはいずれ報われます。亥・子では陥となり、力を尽くしても見返りが遅いので、相手に気持ちを示してもらうのを急がないでください。

後輩と作品に地空星・擎羊星・化禄が重なるとき

地空星(ちくうせい)が化忌と一緒に子女宮に入ると、作品や後輩のことをたくさん考えるのに、実際に手を動かすことは少なく、計画は頭の中で止まったままです。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、人を育てるときにその場で正すことが多く、言葉がきついので、後輩が覚えているのは中身ではなくあなたの口調です。

癸年生まれで貪狼星の化忌が子女宮に入るとき、同じ年の破軍星(はぐんせい)の化禄は必ず奴僕宮か父母宮に入ります。後輩の側は気にかかっても、友人や上司の側からはよいことが入ってきます。子女宮の向かいは田宅宮で、田宅宮に化禄があると家の資源が厚く、後輩のことで気をもんだときに、帰れる安心な場所があります。

子女宮に化忌があると、子どもを授かりにくいのか

子女宮に化忌があると、子どもを授かりにくい、あるいは子どもとの縁が薄いということなのか、とよく聞かれます。本サイトの読み方では、出産のことは命盤では判断せず、子どもがいるかどうかも何人かも分かりません。この宮に書かれているのは、後輩を育てたり作品を作ったりするときに、あなたがいちばん気にかけやすいところです。化忌が示すのはあなたがとても気にかけているということで、縁がないという意味ではありません。まず、後輩についていちばん気にしていることを三つ書き出し、そのうちどれが実は自分自身の期待なのかを見てください。