紫微家

遷移宮の化忌とは

遷移宮に化忌(かき)が入る人は、引っ越し、出張、新しいオフィスの最初の一週間に引っかかりやすく、手続きと慣れることに先に注意を奪われます。外に出ることは問題なくできますが、環境を変えるには余分なエネルギーが必要になります。ここで述べるのは生年化忌です。遷移宮は命宮に響くため、外でのもめごとやプレッシャーは、最後にはあなた自身に戻ってきます。まず自分の足場を固めてください。

紫微天府兄弟戊寅太陰命己卯貪狼父母庚辰巨門福徳辛巳廉貞天相田宅壬午天梁官禄癸未七殺奴僕甲申武曲疾厄丙戌太陽財帛丁亥破軍子女戊子天機夫妻身己丑天同平忌遷移宮乙酉土五局命主 文曲 身主 火星陽女
サンプル命盤:天同化忌が遷移宮に入る例(あなたの命盤ではありません)

生年の化忌は生まれ年の十干で決まります。甲年は太陽、乙年は太陰、丙年は廉貞、丁年は巨門、戊年は天機、己年は文曲、庚年は天同、辛年は文昌、壬年は武曲、癸年は貪狼です。遷移宮にちょうどその星があるときだけ、遷移宮の化忌になります。紫微・天府・天相・天梁・七殺・破軍の六つの主星は化忌しません。

新しい場所の最初の一週間は、特に消耗する

道順、書類、時差、新しい席でどう声をかけるか。こうした細々したことにまず気を取られ、出だしの摩擦は人より目立ちます。

現地に着いてから、人が自分を評価していると先に思い込みやすく、聞けない、断れない状態になります。最初の食事、最初の会議で、間違えないことに力を使いがちです。

不慣れを、審査のように読んでしまう

外では間違えられないと思い、道さえ尋ねられません。叱られるのが怖くて、書類はかえって遅くなります。

外のことだけ見て家のことを置いておき、戻ってから空っぽになっていたことに気づきます。

まず小さなことをひとつ出し、分からなければ聞く

新しい場所では、まず目に見えることをひとつ終えます。着任の手続き、提出、道を覚えること。評判はあとから付いてきます。

外にいても、家のことに少し気を向けてください。無事を知らせる、予定をはっきり書いておく。その日のうちに処理できる手続きは、二週目まで持ち越さないでください。人があなたに下す評価は、たいてい自分で思っているより寛大なものです。

太陽星・天機星・天同星の化忌が遷移宮に入るとき

甲年生まれで太陽星(たいようせい)が化忌となって遷移宮に入ると、引っかかるのは外での振る舞いです。出かけるといつもよく見せたくなり、軽く見られるのが怖くて、帰ってくると人一倍疲れています。太陽星は寅・卯・辰・巳・午で十分に明るく、巻三にはこれらの宮の化忌を悪いこととは読まないとあり、外で尽くしたことはいずれ見てもらえます。亥・子では陥となり、外では力を出すわりに評価が少ないので、一回一回の外出を試験のように扱わないでください。

戊年生まれで天機星(てんきせい)が化忌となって遷移宮に入ると、引っかかるのは変化です。日程がよく変わり、計画もよく変わり、体は外にあっても、心はずっと次の段取りを考えています。天機星は子・午で廟となり、変えるのにも理由があります。丑・未では陥となり、変える回数が多すぎます。出発前に日程を決めたら、もう変えないでください。

庚年生まれで天同星(てんどうせい)が化忌となって遷移宮に入ると、引っかかるのはなじむことです。新しい環境で、表面は穏やかに合わせていても、心は沈みがちで、家やもとの暮らしが恋しくなります。天同星は巳・亥で廟となり、沈んだ気持ちもしばらくすれば晴れます。午では陥となり、沈んだ気持ちが長引きます。新しい土地で、気持ちがほぐれる小さなことを一つ見つけてください。

外出先で擎羊星・地空星・化権が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が化忌と一緒に遷移宮に入ると、外で人ともめたときにその場で言い争いになりやすく、振り返ってみれば小さなことだったりします。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、外での計画は多いのに実際に出かけるのは少なく、航空券を取っては払い戻し、日程を組んでは組み直します。

壬年生まれで武曲星(ぶごくせい)の化忌が遷移宮に入るとき、紫微星(しびせい)の化権は必ず夫妻宮か福徳宮に入ります。外のことは気にかかっても、恋愛や自分の心の中では、しっかりとした考えを持っています。化忌が禄存星(ろくぞんせい)と一緒に遷移宮に入ると、両隣には必ず擎羊星と陀羅星(だらせい)が来て、外では自分のものを守れるのに、日程がたびたび押されたり引き止められたりします。

遷移宮に化忌があると、地元を離れて活躍するのに向かないのか

遷移宮に化忌があると、家を離れてよその土地で活躍するのに向いていないのか、とよく聞かれます。本サイトの読み方では、化忌は外出や環境の変化が引っかかりやすく、気にかかるということで、外で何かが起きるという意味ではありません。遷移宮に化忌があってもよその土地でうまくやっている人はたくさんいて、ただ最初になじむまでが人より大変なだけです。まず、新しい土地での最初の一か月はなじむことだけを目標にし、成果の目標は立てないでください。