福徳宮の化忌とは
福徳宮に化忌(かき)が入ると、面倒の多くは夜更けにひとりになったときに現れます。明かりを消したあとも自分を審査し、休むことまで評価のようになり、良い日が考え事で消えていきます。これは心のこだわりを整えるべきということで、福があるかどうかとは関係ありません。生年化忌ならこうです。福徳宮の対宮は財帛宮で、心が乱れるとお金の使い方や管理も狂いやすくなります。
生年の化忌は生まれ年の十干で決まります。甲年は太陽、乙年は太陰、丙年は廉貞、丁年は巨門、戊年は天機、己年は文曲、庚年は天同、辛年は文昌、壬年は武曲、癸年は貪狼です。福徳宮にちょうどその星があるときだけ、福徳宮の化忌になります。紫微・天府・天相・天梁・七殺・破軍の六つの主星は化忌しません。
明かりを消しても、劇が続いている
昼間にうなずいた言葉、返していないメッセージ、明日出すもの。夜になると自動で再生され、頭には終業のベルがありません。
ひとりのときはとてもよく考えられ、行き止まりまで考え込むこともできます。深く考えられることは強みですが、止められなくなると消耗します。
休むことまで、当直のようになる
何度も振り返って、人があなたに向けるより厳しくなります。誰にも言われていないのに、先に自分で点数をつけます。
スマホを見たり、ショッピングサイトを巡ったりして穴を塞いでも、目が覚めれば問題はそのままです。
夜は三行だけ書いて、書いたら閉じる
思いついたことを、まず紙に三行書きます。書き終えたら明かりを消し、明日見直します。
基準は昼間のことに使えば十分で、一分一秒の自分にまで当てはめる必要はありません。昔のことに入り込んだら、書き出すか、人にひとこと話すほうが、ひとりで回り続けるより早く抜けられます。
巨門星・貪狼星・天同星の化忌が福徳宮に入るとき
丁年生まれで巨門星(こもんせい)が化忌となって福徳宮に入ると、引っかかるのは心の中の会話です。一人になると頭の中でずっと誰かと言い合い、昼間に言えなかったことを何度も繰り返し演じます。巨門星は寅・卯・申・酉で廟となり、納得できれば手放せます。辰・戌では陥となり、考えるほど腹が立つので、誰かに話してしまうのがいちばんです。
癸年生まれで貪狼星(どんろうせい)が化忌となって福徳宮に入ると、引っかかるのは求める気持ちです。欲しいものが多く、手に入れても満たされず、いつもあと少し足りないと感じます。貪狼星は辰・戌・丑・未で廟となり、この欲しい気持ちが原動力になります。巳・亥では陥となり、欲しいものがすぐ移り変わり、一つ手に入れると次へ移って、心がなかなか落ち着きません。
庚年生まれで天同星(てんどうせい)が化忌となって福徳宮に入ると、引っかかるのは心から楽しめないことです。暮らしは悪くないのに気持ちが晴れず、どこがおかしいのか言葉にできません。天同星は巳・亥で廟となり、このもやもやは来るのも早いけれど去るのも早いです。午では陥となり、もやもやが長引くので、本当に没頭できることが一つ必要です。
心のことに地空星・陀羅星・化禄が重なるとき
地空星(ちくうせい)が化忌と一緒に福徳宮に入ると、人生の大きな問いをたくさん考え、最後には何もかも意味がないように思えてきます。そんなときは、まず具体的な小さなことに戻ってください。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、わだかまりが長引き、何年も前のことをまだ思い出します。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、心の中の悔しさが自分へのきつい言葉に変わり、小さな失敗一つでひと晩じゅう自分を責めます。
癸年生まれで貪狼星の化忌が福徳宮に入るとき、同じ年の破軍星(はぐんせい)の化禄は必ず夫妻宮か遷移宮に入ります。心ではいつも足りないと感じていても、恋愛や外出先の側には新しいよいことがあります。家で考え込むより、外へ出てみるほうが役に立つことが多いのです。
福徳宮に化忌があると、一生気苦労が絶えないのか
福徳宮に化忌があると、一生気苦労が多く、幸せを味わえないということなのか、とよく聞かれます。本サイトの読み方では、化忌は心の中に特に手放せないことが一つあるということで、福がないという意味ではありません。同じ毎日でも、あなたは人より多く考えるので疲れるのです。考えが多い人は、問題がどこにあるかに人より先に気づくものでもあります。まず一週間観察して、いちばんあれこれ考えずにすんだ日を記録し、その日に何をしていたかを見つけて、それを多めに予定に入れてください。