財帛宮の化忌とは
化忌(かき)が財帛宮に入る人は、お金との関係で引っかかりやすく、見積もりを口に出せない、請求を先延ばしにする、帳簿が乱れると眠れない、お金を「自分は足りているか」の証明にしてしまう、といった形で現れます。これは習慣上の穴であり、財を失うこととは同じではありません。生年化忌としてこう読みます。財帛宮の対宮は福徳宮で、お金が引っかかると、気持ちや睡眠に影響が出ます。
帳簿が乱れると、心もつられて固くなる
請求日を過ぎても請求書を出していない、見積額が喉まで出かかっては何度も飲み込む。計算はできるのに、金額を口にすることが自分に点数をつけることのように感じられます。
帳簿を何度も見返す癖もあります。入った一件、出た一件を、もう一度確かめないと眠れません。月末の照合が、仕事より時間がかかることもあります。
お金を、自分は足りているかの尺度にする
現実的だと言われるのが怖くて、値段をぼかして言います。人情が絡むと、受け取るべき請求を先延ばしにします。
相場や帳簿を夜中まで見て、数字は変わらないのに、先に自分が消耗します。
見積もりは書いて固定し、帳簿は一度見たら閉じる
見積もり、範囲、請求日を書き出し、期日が来たら気分に頼らず請求書を出します。
毎月決まった日に自分の帳簿を見て、見たら閉じます。毎日銀行のアプリを巡回する必要はありません。足りているのに不安なときは、帳簿をはっきり確認し、受け取るべきものをきちんと回収するほうが、ひたすら節約するより役に立ちます。
武曲星・太陰星・貪狼星の化忌が財帛宮に入るとき
壬年生まれで武曲星(ぶごくせい)が化忌となって財帛宮に入ると、引っかかるのはお金の出入りです。収入は請求の段階で、投資は売り買いのタイミングで引っかかり、数字が合わないと眠れなくなります。武曲星は辰・戌・丑・未で廟となり、お金は引っかかっても、持ちこたえられ、ほどくこともできます。巳・亥では平和で、お金の件が長引きます。まず固定費と未回収の代金をはっきり書き出してください。
乙年生まれで太陰星(たいいんせい)が化忌となって財帛宮に入ると、引っかかるのは貯金が足りないという感覚です。貯金はちゃんとあるのに、まだ安心できません。太陰星は酉・戌・亥・子でもともと明るく、この不安はたいてい考えすぎです。卯・辰・巳では陥となり、貯まるのが遅く、気持ちも焦ります。
癸年生まれで貪狼星(どんろうせい)が化忌となって財帛宮に入ると、引っかかるのは欲しいものの多さです。もう一つ収入源が欲しい、買いたいものも多い。お金が入ると、欲しいものに分けられてしまいます。貪狼星は辰・戌・丑・未で廟となり、副業が軌道に乗ります。巳・亥では陥となり、遊びや付き合いに使うお金がいちばん歯止めを失いやすくなります。
お金に地劫星・陀羅星・化禄が重なるとき
地劫星(ちこうせい)が化忌と一緒に財帛宮に入ると、お金は気づかないところから漏れていきます。自動引き落とし、サブスクリプション、貸したまま回収を忘れたお金などです。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、支払いが遅れがちで、受け取るはずのお金が延び延びになり、あなたも催促しにくく感じます。
癸年生まれで貪狼星の化忌が財帛宮に入るとき、同じ年の破軍星(はぐんせい)の化禄は必ず命宮か官禄宮に入ります。お金のことは気にかかっても、仕事や自分自身の側には新しい機会があります。乙年生まれで天機星(てんきせい)と太陰星が寅・申で一緒に財帛宮に入ると、天機星の化禄と太陰星の化忌が同じ宮に入り、稼ぐアイデアは多いのに、お金についての気持ちはずっと落ち着きません。
財帛宮に化忌があると、投資はできないのか
財帛宮に化忌があると、投資や資産運用ができない、あるいは一生お金が貯まらないのか、とよく聞かれます。本サイトの読み方では、化忌はお金のことが気にかかりやすく、どこかの段階で引っかかるということで、お金を失うという意味ではありません。財帛宮に化忌がある人の多くは、むしろ気にかけているからこそ、家計をきちんと管理しています。投資できるかどうかは、その対象を理解しているか、損をしても耐えられるかで決まります。まず、投資の前に買おうとしているものを三つの文で友人に説明してみてください。うまく説明できなければ、まだ買わないことです。