紫微家

夫妻宮の化禄とは

夫妻宮の化禄(かろく)は、生年化禄が夫妻宮に入っていることを指します。恋愛では惜しみなく与え、実際の利益も受け取れ、二人で暮らすための資源が比較的スムーズです。難しいのは、この順調さを当たり前だと思わないことです。

紫微貪狼兄弟己卯巨門命庚辰天相父母辛巳天梁福徳壬午廉貞七殺田宅癸未官禄身甲申奴僕乙酉天同遷移丙戌武曲破軍疾厄丁亥太陽財帛戊子天府子女己丑天機得禄太陰旺忌夫妻宮戊寅金四局命主 廉貞 身主 天同陰女
サンプル命盤:天機化禄が夫妻宮に入る例(あなたの命盤ではありません)

化禄が付くのは十の主星だけで、生まれ年の十干で決まります。甲年は廉貞、乙年は天機、丙年は天同、丁年は太陰、戊年は貪狼、己年は武曲、庚年は太陽、辛年は巨門、壬年は天梁、癸年は破軍です。夫妻宮にちょうどその年に化禄する星があるときだけ、夫妻宮の化禄になります。紫微・天府・天相・七殺は化禄しません。夫妻宮の対宮は官禄宮、三合は遷移宮、福徳宮です。

恋愛が資源も、楽しみももたらす

実際的なことで相手を支える気持ちがあり、惜しみなく与え、人の世話をしてくれる人に惹かれやすくなります。恋愛によって、暮らしが大切にされていると感じられます。

この関係のおかげで暮らしも良くなります。知り合いが増え、生活の質が上がり、気持ちも比較的安定します。

受け取るだけで返さず、関係のバランスが崩れる

暮らしが順調になると慣れてしまい、お返しがだんだん減っていきます。気楽に暮らせている一方で、話すべき問題はずっと話されていません。

この関係の良い面を享受するばかりで、相手に何が必要かを聞くことを忘れ、恋愛はだんだん資源のやり取りのようになっていきます。

受け取った恩恵を、気遣いにして返す

相手がくれたものに、あなたなりの方法でお返しします。時間、世話、ひとことの感謝。

折に触れて、相手が最近何を望んでいるかを聞きます。関係を長くするには、与える人と返す人が必要です。

廉貞星・天同星・太陰星の化禄が夫妻宮に入るとき

甲年生まれで廉貞星(れんていせい)が化禄となって夫妻宮に入ると、あなたの恋愛は人の集まる場から始まることが多くなります。友人の紹介、集まりでの出会い、二人で顔を出す場が多く、付き合うと人脈も一緒に広がります。廉貞星は寅・申で廟となり、付き合いがもたらす恩恵が確かです。巳・亥では陥となり、集まりや贈り物の出費がかさみやすいので、先に上限を決めておいてください。

丙年生まれで天同星(てんどうせい)が化禄となって夫妻宮に入ると、二人の雰囲気はゆったりしていて、あなたは恋愛の中で大切にされていると感じ、安心して甘えられます。天同星は巳・亥で廟、子・申で旺となり、暮らしは心地よく過ぎます。午では陥となり、気が緩みすぎて、家事の分担や支払いを誰がするかといった現実の問題を、誰も切り出さないままになりがちです。

丁年生まれで太陰星(たいいんせい)が化禄となって夫妻宮に入ると、二人で一緒にお金を貯め、一緒に住まいを整えることがいちばんスムーズで、恋愛がひとつの家庭として形になりやすくなります。太陰星は亥・子・丑で廟となり、この安定は自然に訪れます。卯・辰・巳では陥となり、形になるまでに数年多くかかります。戊年生まれで貪狼星(どんろうせい)が化禄となってここに入る場合は、共通の趣味を通して近づき、辰・戌・丑・未にあるときは、関係をゆっくり育てていく形になります。

恋愛の禄に地空・地劫、擎羊、化忌が重なるとき

地空星(ちくうせい)・地劫星(ちこうせい)が化禄と一緒に夫妻宮に入ると、二人で使うお金が増えます。旅行、食事、贈り物にも惜しまずお金を使い、あとで振り返ると、貯まっているお金は多くありません。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、けんかのときにきつい言葉をその場で口にしやすく、あとから相手の優しさで溝が埋まることになります。

化忌がどこから来るかは、年干によって変わります。癸年生まれで破軍星(はぐんせい)が化禄となって夫妻宮に入るとき、同じ年の貪狼星の化忌は必ず遷移宮か福徳宮に入ります。恋愛には新しい恩恵がある一方で、外でのことか、あなた自身の心の中に、手放せない気がかりがひとつあります。乙年生まれで天機星(てんきせい)と太陰星が寅・申で一緒に夫妻宮に入ると、化禄と化忌が同じ宮にあり、相手を大切に思う気持ちと気がかりが、どちらもこの関係の中にあります。

夫妻宮に化禄と化忌が同時にあるとき

その年の夫妻宮に化禄と化忌が同時に入ると、化禄が化忌をより強めるのか、それとも打ち消し合うのか、とよく聞かれます。当サイトの読み方では、どちらでもありません。禄はこの関係に気遣いや機会が増えること、忌は現実的なことがひとつ引っかかり、ずっと気にかかることを示し、二つは同時に起こって、それぞれ別に数えます。その年は、恋愛が甘いからといって引っかかっていることを放っておかず、引っかかっていることがあるからといって相手の良さを見落とさないでください。引っかかっていることを書き出し、二人とも時間のあるときを選んで、そのことだけを話し合ってください。