兄弟宮の化忌とは
化忌(かき)が兄弟宮に入ると、きょうだい、ルームメイト、同期との間で、比較、分担、貸し借りの勘定に引っかかりやすくなります。小さい頃は関心の取り合いだったものが、大人になると誰が先に昇進したか、お金をどう分けるかに変わります。ここで述べるのは、生年化忌が兄弟宮に入る場合です。対宮の奴僕宮に響くため、同世代の間のこだわりが、友人や同僚との間にまで広がりがちです。
同世代と比べると、勘定が浮かぶ
同期があなたより早く昇進した、きょうだいが少し多く目をかけられた。そんなとき心の中でまず計算してしまいます。この部分は公平さに特に敏感です。
分担にも引っかかりやすく、誰が力を出し、誰がお金を出し、誰がいつも頼まれるかという小さなことが、長く蒸し返されます。お正月の食事や同期の集まりで、この勘定は特に出てきやすくなります。
あらゆる言葉を、自分への当てつけと聞く
その場では聞かず、夜になって相手の口調を一句ずつ、自分への当てつけに翻訳してしまいます。お金が人情に混ざって、はっきり書かれていないと、そのうちに誰がより譲られているかの比べ合いになります。
双方からあなたが審判役に引っ張られ、あなたが口を開くと双方が不満になり、その勘定もあなたに回ってきます。
その場でひとこと聞き、勘定は書き出す
その場で聞いて引っかかったら、「こういう意味ですか」と聞きます。夜に持ち帰って自分で再生しないでください。
お金と分担は紙に書きます。貸すお金は、戻ってこなくても関係が傷つかない額までにします。
武曲星・巨門星・廉貞星の化忌が兄弟宮に入るとき
壬年生まれで武曲星(ぶごくせい)が化忌となって兄弟宮に入ると、引っかかるのはお金です。共同出資、貸し借り、財産分け。同世代の間でお金の話になると、たちまちこじれます。武曲星は辰・戌・丑・未で廟となり、勘定がはっきりしているので、こじれてもしばらくすれば収まります。巳・亥では平和で、お金の件が何年も長引きます。貸す前に、どう返してもらうかを書いておいてください。
丁年生まれで巨門星(こもんせい)が化忌となって兄弟宮に入ると、引っかかるのは言葉です。冗談が本気に取られ、口調が覚えられ、きょうだいの間の誤解はたいてい口から始まります。巨門星は寅・卯・申・酉で廟となり、誤解は話せば解けます。辰・戌では陥となり、話すほどこじれます。面と向かって言うより、メッセージで伝えたほうがよいこともあります。
丙年生まれで廉貞星(れんていせい)が化忌となって兄弟宮に入ると、引っかかるのは決まりごとと面子です。誰が親の面倒を見るか、誰がお金を出すか、皆それぞれ自分なりの基準を持っていて、口に出さないまま互いに不満をためます。廉貞星は寅・申で廟となり、あなたが決まりごとをはっきり言葉にすれば、話はまとまります。巳・亥では陥となり、面子が邪魔をして、誰も先に口を開こうとしません。
同世代の間に擎羊星・地劫星・化禄が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が化忌と一緒に兄弟宮に入ると、きょうだいや同僚との衝突がとても直接的で、面と向かって決定的なことを言ってしまい、後から取り消すのが難しくなります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、同世代に貸したお金や共同で買ったものが戻ってこないことが多く、心では覚えているのに、もう一度は言い出しにくいものです。
癸年生まれで貪狼星(どんろうせい)の化忌が兄弟宮に入るとき、同じ年の破軍星(はぐんせい)の化禄は必ず疾厄宮か田宅宮に入ります。同世代の側のことは気にかかっても、自分の暮らしや家には新しいよいことが入ってきます。前者に後者を覆い隠させないでください。壬年生まれで武曲星の化忌が兄弟宮に入ると、紫微星(しびせい)の化権も必ず疾厄宮か田宅宮に入ります。家ではあなたが決めるのに、きょうだいとのお金の話はなかなかまとまりません。
兄弟宮に化忌があると、きょうだいと縁が薄いのか
兄弟宮に化忌があると、きょうだいとの縁が薄く、いずれ疎遠になるのか、とよく聞かれます。本サイトの読み方では、化忌はこの関係の中に引っかかりやすく、気にかかることが一つあるということで、縁が薄いという意味ではありません。気にかけているからこそ引っかかるのです。命盤からきょうだいの人数や相手の考えは分かりません。この宮に書かれているのは、あなたの側のことです。二人の間でいちばんよく引っかかることを書き出し、それがお金なのか、言葉なのか、誰が何をするかなのかを見分けてください。見分けがつけば、誰と話せばいいかが分かります。