田宅宮の天同
田宅宮の天同星(てんどうせい)を持つ人にとって、家は心地よく、便利で、いつでもくつろげる場所です。ソファは柔らかく、明かりは暖かく、食べ物はいつもあり、客が来ても気楽に過ごせます。
家はくつろぐためのもの
住みやすいかどうかを気にして、見映えはあまり気にしません。動線がよいか、寝転べる場所があるか、冷蔵庫に食べ物があるかが、内装の様式よりも大事です。
友人があなたの家に来ると長居したくなります。ここには圧力がないからです。『紫微斗数全書』巻四の田宅論には「天同先少後多、自置甚旺」(天同は先に少なく後に多く、自分で買い求めれば大いに盛ん)とあります。太陰と同宮なら家のぬくもりをとくに大切にし、巨門と同宮なら家族の間で小さな口論が増えます。
家が心地よすぎて、計画はソファで終わる
休日は外出や片づけ、運動をするつもりでも、結局ソファで過ごし終えて、日々は心地よくても停滞します。
物もどんどん増えます。どれも後で使うと思ってしまい、空間は雑多な物に占められて、本当にきれいな一角がなくなります。心地よさのために我慢し続け、直すべきものは直さず、替えるべきものは替えません。心地よい家に長く住むと、引っ越しや模様替えは始めることさえ億劫になります。
先に外へ出て、それから家で楽しむ
休日はまず外に出て一つ用事をこなし、帰ってからこの家を楽しみます。順序を入れ替えれば、日々が寝転ぶだけにならずにすみます。週末に1時間だけ家を片づければ、心地よさが我慢に変わりません。
季節の変わり目に不要な物を一箱処分し、水漏れやコンセントといった小さな修繕はその月のうちに済ませ、便利さが我慢に変わらないようにします。
田宅宮の天同星の明るさ
天同星が巳・亥で田宅宮にあると廟で、家の住み心地がよく、客も長居したくなります。向かいの子女宮の天梁星(てんりょうせい)は陥なので、家の決まりはゆるく、年下の人もあなたの家でいちばんくつろぎます。子宮の天同星・太陰星(たいいんせい)は二つとも明るく、あなたの家は友人の集まる場所になりがちです。午宮の天同星・太陰星は二つとも弱く、求める心地よさと家の現実に開きがあることが多く、引っ越したい気持ちが浮かびます。
丑・未の天同星・巨門星(こもんせい)は二つとも不得地で、家の中に意見を言う人は多いのに、決める人は少なく、住み替えや改装の話し合いが長引きます。田宅宮に天同星がある人は、官禄宮が決まって武曲星(ぶごくせい)なので、外では硬派に働き、家に帰るとすっかりくつろぎたくなります。
田宅宮の天同星に煞星や化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、家族の間のめずらしいぶつかり合いは、たいてい長く放っておいた修繕が原因です。天同星・天梁星と巳・亥の天同星は擎羊星に出会いません。地空星(ちくうせい)か地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、家でのお金の使い方に計画がなく、心地よいものをたくさん買っても、数回しか使いません。
庚年生まれで天同星の化忌(かき)が田宅宮に入る人は、家を手放すか残すか、家族との付き合い方のような、家のことがひとつ心に落ち着かないままになりがちです。丁年は天同星の化権(かけん)が田宅宮に入り、家の段取りにいつもより自分の考えを持ち、住み替えや改装の考えが実際の動きになります。
田宅宮に天同星があると、家を持つのが遅くなるのか
田宅宮に天同星があり、田宅宮の天同星は初めは少なく後で多くなると聞いて、家が買えるのはずっと先ではと心配する人がいます。この宮の天同星が示すのは、家の財産が少しずつ積み上がるということで、一度にそろうものではありません。早めに貯め始め、額が少なくてもかまいません。この宮の家は一歩ずつ住み替えて上がっていくことが多いので、最初の家で満点を目指さなくてよく、住みやすければ十分です。