田宅宮の太陽
田宅宮に太陽星(たいようせい)がある人が求める家は、明るく、風通しがよく、人の出入りがある場所です。親族の大小の用事も、あなたのところに回ってきがちです。
田宅宮の太陽の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の子女宮は天梁。丑・未の宮では太陰と同宮で、子女宮には主星がありません。寅・申の宮では巨門と同宮で、子女宮には主星がありません。卯・酉の宮では天梁と同宮で、子女宮には主星がありません。辰・戌の宮では単独で入り、子女宮は太陰。巳・亥の宮では単独で入り、子女宮は巨門。
家は明るく。ただし、入る宮も見る
太陽が「旺」の宮で田宅宮に入ると、家の雰囲気はにぎやかで、住まいは採光がよく目立つ場所を選ぶことが多くなります。太陽が卯の宮で廟になるとき、『紫微斗数全書』巻四の田宅を論じた条に「太陽入廟、得祖業」とあり、先祖から受け継ぐ家業や財産を得る、という意味です。酉以降の弱い宮に入ると、家のために尽くすのは同じでも、力を出した割に報われないと感じやすく、住まいの入れ替わりもやや多くなります。
太陽と太陰が同宮すると、家の中に明と暗が同居し、にぎやかな人もいれば、静かな人もいます。太陽と巨門が同宮すると、家族の仲はよいものの、口げんかが多くなります。太陽と天梁が同宮すると、年長者の世話を担うことがよくあります。
家が、もてなしの場になる
親戚や友人がよく来て、あなたも喜んでもてなしますが、時間も費用も外へ流れ続けます。面子のために大きな家を買い、立派に整えれば、住宅ローンが暮らしを圧迫します。
親族のことはあなたが最も多く前に出て、お金もあなたが先に立て替えることが多く、時間がたつと、誰が負担すべきかが曖昧になります。家には人も用事も多いのに、あなたが家の中で静かに過ごせる時間はほとんどありません。
まず、中で暮らす人を大事にする
家を買ったり改装したりする前に、毎月いくら負担できるかを先に計算し、それから広さと立地を選びます。家の中に客を通さない部屋を一つ残し、自分の休息に使います。
親族の共通の出費は記録して、みんなに見えるようにし、毎回あなたが片づけなくて済むようにします。年長者のことは背負ってかまいませんが、同時にきょうだいにも、何を背負っているかを知らせてこそ、分担が起こります。友人との集まりも外の場所に変えられるので、家は家族のために残します。
田宅宮の太陽星、明るさを細かく見る
太陽星が辰で田宅宮にあると旺、戌では不得地どまりで、向かいの太陰星(たいいんせい)もそれに合わせて明と暗に分かれ、太陽星が辰なら太陰星は旺、太陽星が戌なら太陰星は陥です。辰宮のあなたの家は明るく活気があり、家族も家に落ち着いていられます。戌宮のあなたも家に同じように心を配るのに、住まいは暗めか狭めになりがちで、しつらえで明るさを補う必要があります。
卯の太陽星・天梁星(てんりょうせい)は二つとも廟で、家の決まりがはっきりしていて、生活のリズムも一定です。酉宮の太陽星は平どまりで、家の決まりが誰が家にいるかで変わりがちです。巳宮の太陽星は旺で、家を開くのが好きで、友人がよく出入りします。亥宮の太陽星は陥で、家は身内のために取っておきたいと考えます。
田宅宮の太陽星に煞星や化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)は寅・申・巳・亥に入らないので、太陽星・巨門星(こもんせい)と巳・亥の太陽星は出会いません。ほかの座り方で擎羊星に出会うと、修繕や分け方のことで家族が激しく言い争います。地空星(ちくうせい)か地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、家の購入や改装の予算がよく追加され、最初に決めた額がどんどん上がっていきます。
甲年生まれで太陽星の化忌(かき)が田宅宮に入る人は、住まいのことがひとつ宙に浮きがちで、多くは親族や親世代に関わることです。庚年は太陽星の化禄(かろく)が田宅宮に入って家にお金が入りやすく、同じ年に武曲星(ぶごくせい)の化権(かけん)が福徳宮に入るので、家のお金のことをとりわけ自分で把握したくなります。
田宅宮の太陽星が陥だと、家は買えないのか
田宅宮の太陽星が陥で、田宅宮の陥の太陽星は不動産を持つのに不利だと聞いて、家を買うか迷う人がいます。陥の太陽星が示すのは、家のために尽くすことが多く、見返りが遅いということで、家を持てないと決められているわけではありません。家を買うかどうかは、頭金、収入、どれだけ住むかで決まります。日当たりのよい家を選べば、田宅宮に太陽星がある人には住み心地がよく、これはこの宮で直接役立つ数少ない助言です。