田宅宮の擎羊星が表すもの
田宅宮の擎羊星(けいようせい)を持つと、家での話し方がまっすぐで、何かあれば自分のこだわりがあり、住まいにもはっきりした基準があります。うっかりすると、家が理屈を戦わせる場所になってしまいます。
擎羊星が田宅宮にあると、心と年長者に関わる
福徳宮は必ず禄存星(ろくぞんせい)で、心に安定した土台があります。父母宮は必ず陀羅星(だらせい)で、年長者の世話や書類のことは長引きやすく、家そのものは勢いが強くなります。
廟に入れば、家ではまっすぐでも、不動産は守られ、陥地に入れば、家族や近隣との摩擦が多くなります。田宅宮の主星が破軍星(はぐんせい)なら、住まいの改装や引っ越しが多くなり、主星が天府星(てんぷせい)、太陰星(たいいんせい)なら、家の土台は安定していて、擎羊星は家での話し方を少し硬くするだけです。
家について、自分の基準がある
住まいへの要求は具体的で、動線、収納、静けさのどれにも意見があります。人が適当に置くと、つい整え直さずにいられません。
家のことでは、前に出る人にもなりがちで、マンションの管理、修繕、近隣の問題を、思い切って言い、はっきり説明できます。
家を理屈を戦わせる場にしてしまう
何でも自分の言うとおりにしたがります。基準は間違っていないかもしれませんが、家族が求めているのは心地よさで、家の中でも指摘に身構えていなければならないと、長く続くうちに、家にいたくなくなります。
近隣やマンションの管理組合と正面から対立することもよくあります。あなたの言い分が正しくても、事が大きくなったあと、毎日顔を合わせることに変わりはありません。
基準は自分に、口調は家族に
共有の空間では決まりを言い、私的な空間では自由を与えます。自分の領域を整え、人の領域にはあまり口を出さないことです。
外に向けて主張するときは余地を残します。目標が達成できれば十分で、相手を逃げ場のないところまで言い込める必要はありません。エレベーターで毎日顔を合わせます。
田宅宮の擎羊星、家のことがきょうだいに絡みます
田宅宮は兄弟宮・疾厄宮とひと組で、真向かいは子女宮です。ここに擎羊星があると、家のことがきょうだいに絡みやすく、実家の家をどうするか、誰が親の世話をするかで、同世代の間でけんかになりがちです。向かいが子女宮なので、家に対する基準がそのまま後輩や子どもへの要求になり、部屋は片づいていること、物は元の場所に戻すことを求めます。
主星と合わせて見ると、紫微星(しびせい)と破軍星(はぐんせい)が丑・未にあり擎羊星が加わると、家を作り変えたい気持ちが強く、住み始めたとたんに工事をしたくなります。太陽星(たいようせい)と太陰星(たいいんせい)が丑・未にあり擎羊星が加わると、家での態度が熱くなったり冷めたりし、前の日は和やかだったのに、翌日には小さなことで口をきかなくなります。
家で火星・鈴星・地劫・化忌に出会うとき
火星(かせい)が同じ宮にあると、家での声が大きく、小さなことで一晩の空気が固まってしまいますが、来るのも去るのも早いのが救いです。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、家の中で言い争いはないものの、不満を動作に込めて、ドアを閉める音も片づける手つきもことさら強くなります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、家のお金が思わぬところに出ていきやすいので、リフォームの予算は二割多めに見ておきましょう。
化忌(かき)が田宅宮の主星につくと、家で片づかないのは住宅ローンのこともあれば修繕のこともあり、擎羊星は一度で片づけたくさせます。必要なお金と時間を先に書き出し、家族と一緒に優先順位をつけてください。
田宅宮に擎羊星があると、家を買うのがうまくいかないのか
田宅宮に擎羊星があり、たくさんの家を見ても契約に至らず、この宮は家と縁がないのではと心配する人がいます。この宮の擎羊星が示すのは、住まいへの要求が具体的で、値段交渉で譲らないことです。たくさん見て、なかなか決まらないのはよくあることで、買えないという意味ではありません。条件を二つの欄に分けてみましょう。どうしても必要な三つと、あればうれしいそのほかです。決めるときは一つ目の欄だけを使います。基準がはっきりすれば、擎羊星の思い切りのよさは、契約するその瞬間に出てきます。