田宅宮の天馬
田宅宮の天馬星(てんませい)を持つと、引っ越しや移住、賃貸、二拠点生活が日常茶飯事になります。住まいに求めるものは実際的で、今の生活が落ち着けばよいと考えます。
家がよく変わります
引っ越しの回数は多いほうです。仕事のため、学業のため、誰かと住むため。そのたびに生活を整え直し、その土地も知り直します。引っ越しが早く、荷物も多くなく、慣れるのも難しくありません。
住まいの基準は実際的で、住める、便利、お得であれば十分です。一つの家に自分を縛ることはありません。
家具もあまり増やしません。次の引っ越しでまた処分することになるからです。
ずっと引っ越して、根がない
引っ越しのたびにかかるお金、時間、捨てるものを合わせると、思っているより多くなります。
決まった落ち着き先がないと、大事な書類、思い出の品、よく使うものがあちこちに散らばり、必要なときに見つかりません。
家をホテルのように使い、寝に帰るだけで、どうせまた箱に詰めるからと荷物を片付けません。家に暮らしの跡がなく、長く経つと自分でも浮いていると感じます。
決まった場所を一つ残す
どこへ引っ越しても、決まった一角か、決まった街を一つ残し、自分の物を置き、大切な人とのつながりも置いておきます。
引っ越す前に総費用を計算してから、それだけの価値があるか決めます。衝動で一度動くと、取り戻すのに半年かかることもあります。
家は広くなくても、暮らしの様子があることが大切です。よく動く人ほど、いつでも戻れる場所が必要です。
田宅宮の天馬星、主星が引っ越し方を決めます
天馬星は寅・申・巳・亥にしか入らないので、田宅宮がこの四つの地支のどれかにあるときだけ天馬星が入ります。同じ宮の主星が引っ越し方を決めます。天府星(てんぷせい)と同じ宮なら、引っ越す前によく計算し、移るのはよりよい場所です。武曲星(ぶごくせい)・破軍星(はぐんせい)と同じ宮なら、仕事や変化のために思い立ったらすぐ引っ越し、家具もよく買い替えます。天同星(てんどうせい)・天梁星(てんりょうせい)と同じ宮なら、引っ越しの多くは家族のためで、親の世話や子どもの通学に合わせます。紫微星(しびせい)・七殺星(しちさつせい)と同じ宮なら、住まいを変えるのはよりよい場所や広い空間のためで、移るたびに一段上を目指します。
田宅宮は職場も表します。ここに天馬星があると、仕事場もよく変わるか、もともといくつかの拠点を行き来しています。
引っ越しの天馬星に陀羅・地劫・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、家の購入や賃貸の手続きが長引きやすく、引き渡しの遅れやローンの審査待ちで、二つの住まいの家賃をしばらく余分に払うことになります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、引っ越しの費用が予算を超えやすく、敷金が戻らなかったり、内装を作っては壊したりします。
化忌(かき)が田宅宮の主星につくと、住まいに関わることがひとつ気にかかりがちです。実家の家をどうするか、戻って住むかどうか、といったことです。まず家族の意見を集め、それから一緒に決めましょう。一人で背負わないことです。
田宅宮に天馬星があると、家を持てないのか
田宅宮に天馬星があるのを見て、財産を持ちにくいと聞き、一生家が買えないのではと心配する人がいます。この宮の天馬星が示すのは、住まいがよく変わるということで、財産を持てないという意味ではありません。引っ越しの多い人の多くは、仕事が落ち着いてから家を買い、それも動きやすく手放しやすい物件を選びます。まず今の住まいを住みやすく整え、暮らしの移動がゆっくりになってから、買うかどうかを考えましょう。賃貸のうちから運びやすい家具を選んでおくのも、ひとつの備えです。