田宅宮の陰煞
田宅宮の陰煞星(いんさつせい)を持つと、住まいと家庭の問題は、たいてい表に出ません。家の隠れた欠陥、近所との摩擦、家族が口にしなかったことが、少しずつ表れてきます。
家のことが細部に隠れる
配管の老朽化、遮音性の悪さ、権利関係のもつれは、内見のときには見えないこともあります。人の私事を探るのは好きではないので、聞くべきことの多くを聞かずに済ませてしまいます。
家に問題があるときも、表面の和を保とうとして、話を切り出さず、そのまま放っておかれます。
口で決めれば決まりと考える
賃貸契約や売買契約を一条ずつ見ず、相手の口頭の説明を信じて、入居してから条項が自分の理解と違うと分かります。
共用スペース、騒音、駐車場の問題は、最初に言わないと、相手は構わないものと考え、その後はさらに言い出しにくくなります。
家族で共有する不動産も、この宮の課題によくなります。誰がお金を出し、誰が住み、将来どう分けるか。皆が暗黙のうちに分かっていても、誰も書き出していません。
内見で多く聞き、契約は一条ずつ読む
内見のときは、住まいの状態、権利関係、管理規約を確かめます。専門家に一緒に見てもらえればなお良いでしょう。契約書は一条ずつ理解してから署名します。
近所との境界は、最初に丁寧にはっきり伝えます。家族のことは、おかしいと思ったら直接聞くほうが、それぞれが推測するよりも良いのです。
田宅宮の陰煞星、主星が家に隠れているものを決めます
田宅宮は子女宮の向かいにあり、陰煞星がここにある人は、生まれた時刻が子・卯・午・酉のどれかです。同じ組の刻なら陰煞星は子女宮にも入りうるので、家のことと子どものことがよく結びついています。
同じ宮の主星が、家に隠れているものを決めます。武曲星(ぶごくせい)・天府星(てんぷせい)と同じ宮なら、家のお金や名義のことで表に出ていないことがあり、誰がいくら出したか、誰の名義で何があるかを、みんな口にせず分かり合っています。天同星(てんどうせい)・太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、家の雰囲気は穏やかで、みんな和を保つために不満を飲み込みます。廉貞星(れんていせい)と同じ宮なら、親族の間に片づいていない昔の貸し借りがあり、年中行事のたびに浮かび上がります。
家の陰煞星に陀羅・火星・地空・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、家の問題が見つかるまでに長くかかり、雨漏り、配管、所有権と、どれもしばらく住んでから表に出てきます。火星(かせい)が同じ宮にあると、家のことがいったん口に出されると激しく言い争い、抑えていた不満が一度に噴き出します。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、家のために立てた段取りが空振りしがちで、約束した修繕も分担も、結局誰も実行しません。
化忌(かき)が田宅宮の主星につくと、家のことでひとつ気にかかることがあり、多くは家そのものか、家族の間で話し合えていないことに関わります。まずどちらの側にも肩入れしない親族に、このことのいきさつを詳しく聞きましょう。全体を聞いてから、話を切り出すかどうかを決めます。
田宅宮に陰煞星があると、問題のある家をつかみやすいのか
田宅宮に陰煞星があるのを見て、家を買うときや借りるときに問題のある物件に当たるのではと、引っ越し前に不安になる人がいます。当サイトの読み方では、この宮の陰煞星は、住まいや家のことが見えないところに隠れやすいということで、建物の隠れた不具合、所有権の細部、近所の古いもめごとなどです。物件は何度か、時間帯を変えて見に行きましょう。昼と夜、晴れの日と雨の日に見ておけば、隠れた問題の大半は表に出ます。契約の前には近所の人にも聞いてみましょう。