官禄宮の地劫星が表すもの
官禄宮の地劫星(ちこうせい)を持つ人は、仕事を替えたり路線を変えたりして、キャリアに思いがけない転機が現れやすくなります。持ち味は、その場で組み直せる臨機応変さです。
路線が、よく書き換えられる
キャリアは計画どおりには進みにくく、途中で業界を変える、会社が変わる、プロジェクトが止まる、といったことが起こります。あなたは人より多くの予想外の出来事を経験しています。
変動の中で学ぶのが早く、やり直しも怖がりません。こうした人は、新規事業や転換のプロジェクトに向き、昇進を待つ場には向きません。
転機のたびに何かを学びますが、必ずしもそれがつながるとは限りません。
毎回、ゼロから始めている
いくつか場所を替えても、経験を自分の言葉に整理していないので、変動のあとに何も残りません。
行き詰まるとすぐ替えたくなり、どの段階も、いちばん難しいところで止まっています。
ひとつひとつの段階を、成果にまとめる
離れる前に、作品か実績をひとつ残しておけば、持って行けるものができ、毎回ゼロからにはなりません。
行き詰まったときは、あと三か月だけ耐えます。たいていは、いちばん去りたいときに、突破にいちばん近くなっています。
官禄宮の地劫星、同じ宮の主星で仕事の中で欠ける部分が変わります
紫微星(しびせい)と同じ宮なら、職場で野心があるのに、手に入りかけた地位や案件が最後の瞬間に持っていかれがちです。武曲星(ぶごくせい)と同じ宮なら、仕事がお金と深く関わり、予算の削減や残金の支払い遅れがよくある変数です。破軍星(はぐんせい)と同じ宮なら、キャリアの転機がいちばん多く、業界を変え、会社を変え、進路を変えるたびに、一からのやり直しになります。
天機星(てんきせい)と同じ宮なら、仕事が計画の段階で乱されることが多く、どれほどよい計画を書いても、実行しながら直していくことになります。
地劫星と文昌星(もんしょうせい)・文曲星(もんごくせい)は、決して同じ宮に入らず、互いの三方四正(さんぽうしせい、本宮・向かいの宮・三合の宮)でも出会いません。これは星の配置の計算で決まることです。地劫星が官禄宮にあるとき、文昌星・文曲星はこの組の宮には入らないので、仕事では資格や学歴が扉を開いてくれることは少なめで、多くは実際に出した成果がものを言います。
仕事の変数が擎羊・陀羅・火星鈴星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、仕事上の競争も損失も直接的で、案件を取れなかったり、手柄を人に取られたりしがちなので、自分の成果は記録しておきましょう。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、仕事の進みが遅れがちで、プロジェクトが延期を重ね、もとの計画が意味を失うところまで引き延ばされます。火星(かせい)か鈴星(れいせい)が三合の宮から会照すると、変化が突然やってきて、部署の廃止や上司の退職が、準備のできていないときに起こりがちです。ふだんから職務経歴書を新しくしておきましょう。
官禄宮の主星に化忌(かき)がつくと、仕事でずっと気にかかることがひとつあり、止まっているプロジェクトか、扱いにくい人間関係かもしれません。地劫星のせいで辞めたくなりやすいのですが、まず詰まっている理由を一枚にまとめて上司と一度話し、話し終えてから去るかどうかを決めてください。
官禄宮に地劫星があると、お金に関わる仕事は避けるべきなのか
官禄宮に地劫星があるなら、商売や金融のような、お金と直接関わる仕事は避けたほうがいいと聞いた、本当かと尋ねる人がいます。官禄宮の地劫星が表すのは、仕事に変数が多く、成果が少し欠けやすいということで、お金に触れてはいけないという意味ではありません。官禄宮に地劫星がある人で、財務や会計、リスク管理で力を発揮している人はたくさんいます。損失にとても敏感だからです。本当に避けるべきなのは、損切りの仕組みがない働き方、つまり一つの取引先や一つのプロジェクトにすべてを賭けることです。収入源を分散させるほうが、ある業界を避けることより大切です。