紫微家

夫妻宮の陰煞

夫妻宮の陰煞星(いんさつせい)を持つと、二人が大きくけんかすることは少なく、面倒なのは、話が隠れている、心の中で推測している、あるいは外の人の言葉が、パートナー自身の言葉より先に届くことです。

命甲寅廉貞破軍父母乙卯福徳身丙辰天府田宅丁巳天同太陰官禄戊午武曲貪狼奴僕己未太陽巨門遷移庚申天相疾厄辛酉天機天梁財帛壬戌紫微七殺子女癸亥兄弟乙丑陰煞夫妻宮甲子水二局命主 禄存 身主 文昌陽男
サンプル命盤:夫妻宮の陰煞(あなたの命盤ではありません)

表面は穏やかで、底に結び目がある

予定を伝えていない、機嫌が悪いのに言わない、友人が先に知っていた話をあなたは最後に聞く。こうした小さなことが積み重なって、二人の間にわだかまりが宙に浮いたまま残ります。

相手の帰りが遅い、口調が変わった。そんなとき、まず心の中でいろいろな可能性を考え、直接聞くことはあまりありません。

確認が見張りになり、不満を外の人に話す

確かめれば安心できるからと、スマートフォンを調べる、行動を問い詰めるといったやり方をすると、相手が感じるのは、信頼されていないということです。不快なときは触れずに放っておき、相手が自分で気づくのを待ちますが、たいてい待っても気づきません。

不満を友人や家族に話し、その話がパートナーの耳に戻ると、事はかえって複雑になります。陰煞星の言う暗がりの妨げは、恋愛ではこうした第三者を通ったうわさであることが多いのです。

話を二人の間にとどめる

疑問があれば、直接聞きます。聞くのは何があったかで、尋問のような口調にしません。不満なら、具体的にどの件かを伝えて、相手が応えられるようにします。

二人で先に決めておきます。どんなことは必ず会って話すか、どんなことは隠さないか。二人のことはなるべく第三者を通さず、伝える人が一人減れば、誤解も一層減ります。

夫妻宮の陰煞星、同じ宮の主星で隠れているものが決まります

陰煞星は子・寅・辰・午・申・戌にしか入らないので、夫妻宮がこの六つの地支のどれかにあるときだけ陰煞星に出会います。陰煞星が夫妻宮に入りうるのは、丑・辰・未・戌の刻に生まれた人だけです。

主星が違えば、二人の間に隠れているものも違います。太陽星(たいようせい)・巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、二人ともよく話すのに、本当に気にしている一件にかぎって口にしません。天同星(てんどうせい)・太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、仲がよく衝突も少ないものの、お互いの不満を思いやりで覆い隠します。紫微星(しびせい)・天相星(てんそうせい)と同じ宮なら、人前ではきちんとした二人でいて、問題は扉を閉めてから片づけますが、ときにはそのまま片づけずに終わります。

恋愛の陰煞星に擎羊・火星・地劫・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、隠していたことがいったん掘り起こされると収拾がつきにくく、ふだんは言わないのに、言うとなると重い言葉になります。火星(かせい)が同じ宮にあると、他人のひと言にすぐ反応し、友人が何気なく口にしただけで、その日のうちに帰って相手を問いただし、あとで誤解だったと分かります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、二人の間にあるお金の行き先がはっきりせず、どちらも口にしないのに、どちらも覚えています。

化忌(かき)が夫妻宮の主星につくと、二人とも知っているのに口にしないことがひとつありがちです。一つのお金、一人の昔の人、一度の約束破りなどです。こうしたことは一度で話し終えなくてかまいません。それだけを話す時間を約束し、話しきれなければ次に回しましょう。けんかのたびに持ち出されないようにすることです。

夫妻宮に陰煞星があると、浮気相手が現れるのか

夫妻宮に陰煞星があるのを見て、相手に浮気相手ができたり隠しごとをされたりするのではと心配する人がいます。この宮の陰煞星が示すのは、二人の間の言葉がしまい込まれやすく、他人のうわさが先に届きやすいということで、浮気相手が現れるという意味ではありません。本当に二人の気持ちを傷つけるのは推測で、確かめていない疑いのほうが事実より消耗させます。疑いが浮かんだら、まず自分が見た事実を書き出しましょう。推測だけで事実のないものは一晩置いてから考えれば、たいていは一晩で薄れます。