奴僕宮の陰煞
陰煞星(いんさつせい)が奴僕宮に入ると、友人、同僚、協力相手との間で、暗がりのことに出会いやすくなります。うわさ、書かれていない約束、背後の小さな動き。あなたはたいてい、最後に気づく人です。友人本人がどんな人かは、その人自身の命盤で見ます。
背後の空気に敏感です
誰が様子を見ていて、誰が陰で話しているか、だいたい見当がつきます。ただ、正面から処理するのは苦手で、自分で消化することを選びがちです。
自分はこっそり告げ口することはないため、チーム内の力関係に最も遅く気づくことが多くなります。仕事の条件がきちんとまとまっていたのに、あとで言い分が変わっても、その場で問いただすことはあまりありません。
うわさと親しさ
他人の評判を聞いて本当だと思い、本人に確かめずに態度を変えます。あるいは、一言を伝えただけなのに、最後にはあなたが言いふらしたことになります。
皆が親しいと思い、協力するのに契約書を作らず、お金を貸しても証文を残さず、問題が起きてから、口約束には証拠がないと気づきます。細かいことを気にしないので、清算されないままの勘定が残ります。
書面に残し、うわさはそこで止める
協力の条件を書き出します。分担、分配、期限。書面に残すことは、双方を守ります。
うわさは、あなたのところで止めます。確かでないことは先へ伝えません。陰で言いふらす人と、無理に関係を壊す必要はなく、距離を置いて、仕事は事務的に扱えば十分です。
奴僕宮の陰煞星、主星が人の輪の見えない流れを決めます
陰煞星が奴僕宮にあるのは、あなたが寅・巳・申・亥のどれかの刻に生まれ、しかもこの宮がちょうど子・寅・辰・午・申・戌の陽の地支にあるときです。
同じ宮の主星が、人の輪の見えない流れの形を決めます。太陽星(たいようせい)と同じ宮なら、輪の中で目立つので、うわさされる機会も多く、陰であなたを話題にする人がいます。巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、同僚の間の言い争いが多く、知らないうちに巻き込まれがちです。廉貞星(れんていせい)・天府星(てんぷせい)と同じ宮なら、協力相手は表向き丁寧でも、内心ではそれぞれ計算していて、条件の話がきれいに進むほど細部を確かめる必要があります。
人付き合いの陰煞星に陀羅・火星・地劫・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、協力相手との誤解が解けるまでに長くかかり、話がついたと思うたびに、しばらくすると新しい言い分が出てきます。火星(かせい)が同じ宮にあると、陰で自分のことを言われたと聞くと、その場で相手に詰め寄り、一気に大ごとになって、小さなうわさが表立った衝突に変わります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、友人との共同事業のお金が見えないところへ流れやすいので、帳簿は定期的に一緒に照らし合わせましょう。
化忌(かき)が奴僕宮の主星につくと、ある同僚や友人のことで心にわだかまりが残りがちで、陰で自分のことを言っているのではと疑っても、証拠はありません。まず、その人がほかの人に対しても同じなのかを見てみましょう。そうなら、それはその人の癖で、気にしなくてかまいません。
奴僕宮に陰煞星があると、付き合う友人は頼りにならないのか
奴僕宮に陰煞星があるのを見て、周りの友人が頼りにならず、陰で裏切られるのではと心配する人がいます。この宮の陰煞星が示すのは、人の輪の中にあなたから見えない言葉や動きが生まれやすいということで、どの友人も頼りにならないという意味ではありません。友人を二種類に分けてみましょう。一緒に食事やおしゃべりをする人と、一緒に仕事をする人です。前者には身構えなくてよく、後者についてはまず過去の仕事ぶりを見ておけば、面倒の大半は起きません。仕事をする仲間とは、協力が終わるたびに一緒に振り返りをし、わだかまりはその場で解いておきましょう。