父母宮の陰煞
陰煞星(いんさつせい)が父母宮に入ると、親、目上の人、先生、上司との間で、話を直接言わないことが多くなります。顔色やほのめかしから推し量る習慣があり、自分の不満もまず我慢します。親や目上の人本人がどんな人かは、その人自身の命盤で見ます。
顔色を読むのが得意です
人の口調が変わると、すぐ気づきます。同じ年ごろの子どもより早く、人の顔色を読むことを覚え、不満があるときも、まず我慢することに慣れています。
目上の人の「ちゃんと食べてる?」「仕事は順調?」といった一言に、何層もの意味を考え、自分で察して、直接聞かないことが多くなります。
ほのめかしを命令と受け取り、伝言を本当と受け取る
目上の人が何気なく言った一言を、必ずやらなければならない要求と受け取り、負担をすべて自分に引き受けます。
話が親戚を一人介して回ってくると、そのまま全部受け取りやすく、間で板挟みになります。職場で、上司が話を途中で切るのも、同じ種類の悩みです。
家の重要な決定、たとえば家をどう処理するか、親の世話をどう分担するかは、あなたが自分から聞かなければ、最後に知る人になりがちです。
直接聞き、復唱して確認する
知りたいことは直接聞き、要求かどうか確かでなければ、聞いたことを一度復唱して確認します。
親戚が伝えた話は聞くだけにして、大事なことは、目上の人本人に戻って確認します。上司の指示があいまいなら、自分の理解した内容を文書で送り返して、一度すり合わせます。
父母宮の陰煞星は、生まれた時刻と主星で見ます
陰煞星が父母宮にある人は、生まれた時刻が丑・辰・未・戌のどれかです。同じ組の刻なら、陰煞星は夫妻宮、疾厄宮、官禄宮にも入りうるので、目上の人、パートナー、仕事という筋に見えない部分が一緒に現れやすくなります。
同じ宮の主星が、目上の人との間の見えない部分を決めます。天機星(てんきせい)・太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、親は心が細やかで、多くのことをはっきり言わず、あなたが察するのを待ちます。紫微星(しびせい)・天府星(てんぷせい)と同じ宮なら、親は体面を重んじ、家のことを外に話さないので、あなたも口を固く閉ざします。破軍星(はぐんせい)と同じ宮なら、家に変化が多く、多くの決定をあとから知らされます。
目上の人との間に陀羅・鈴星・地空・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、親との誤解が長く解けず、どちらも先に口を開かないまま、小さなことが何年も放っておかれます。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、目上の人への不満を口に出さずに、行動でしだいに距離を置き、相手はそれを感じ取っても理由を聞き出せません。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、親のあなたへの期待が言葉にされないことが多く、長く推し量っていろいろ尽くしても、相手が望んでいたのはそれではありません。
化忌(かき)が父母宮の主星につくと、親との間に話し合えていないことがひとつ引っかかりがちで、家の段取りのことかもしれませんし、昔言われたひと言かもしれません。手紙かメッセージを書いて送るほうが、面と向かって話すより言いたいことを最後まで伝えやすくなります。
父母宮に陰煞星があると、親との間に壁ができるのか
父母宮に陰煞星があるのを見て、親との間に壁ができ、一生打ち解けられないのではと心配する人がいます。この宮の陰煞星が示すのは、親子の間で言葉がまっすぐに出てこず、あなたが顔色を見て意味を推し量るのに慣れ、それが距離感になっていくということで、実はどちらも相手を大切に思っています。まずは小さなことからまっすぐ言ってみましょう。何を食べたいか、どこへは行きたくないか、といったことです。まっすぐ言うことに慣れれば、大きなことも口にしやすくなります。親がまっすぐ言うのに慣れていないなら、あなたが先にやってみせましょう。