兄弟宮の陰煞
陰煞星(いんさつせい)が兄弟宮に入ると、きょうだい、同期、ルームメイトの間で、話を直接言わなくなりがちです。また、ぐるりと回ってきた話を受け取りやすくなります。不満はほのめかし、伝言、比較で表され、本来の意味が変わってしまうことがよくあります。きょうだい本人の性格は、その人自身の命盤で見ます。
話が回り道をして届く
家のことが目上の人を一人介して伝わる、同期の意見がグループチャットで皮肉の一言に混ざる。あなたの耳に入るころには、事はすでに加工されていて、もとの意味を戻しにくくなります。自分が不満のときも、ほのめかしを選び、直接は言わないことがよくあります。
当サイトは陰煞星を、暗がりの妨げと読みます。兄弟宮に入るなら、多くは同世代の間のうわさや誤解です。必ずしも誰かが悪意を持っているわけではなく、話は一人を介すたびに形が変わります。
比較と伝言役
引っかかりやすいのは、聞いた話を本当だと思い、本人と確かめる前にわだかまりを持つことです。誰が多く面倒を見てもらったか、誰が多くもらったか。口には出さなくても心にとどめ、関係に少しずつ亀裂が入ります。
あなたが間に立つ役に回され、双方の話を伝え、最後に誤解があなたのせいにされることもあります。
当事者に戻って確かめる
自分に関する話を聞いたら、まず本人に聞きます。不満があれば、どの件か伝え、相手が答える機会を作ります。
他人同士のことは、経緯が分からなければ伝えません。家での分担費用やルームシェアの決まりは文字にして、皆が同じものを見るようにすると、憶測が大きく減ります。
寅・巳・申・亥の刻生まれだけ、陰煞星が兄弟宮に入ります
陰煞星がどの組の宮に入るかは、生まれた時刻と関係があります。寅・巳・申・亥の四つの刻に生まれた人は、陰煞星が兄弟宮、財帛宮、奴僕宮、福徳宮の四つのどれかにしか入らず、そのうちどれかを生まれ月が決めます。ほかの刻に生まれた人の兄弟宮には、陰煞星は入りません。
同じ宮の主星が、同世代の間の目に見えない流れの形を決めます。廉貞星(れんていせい)・天相星(てんそうせい)と同じ宮なら、きょうだいの間で気にするのは節度と体面で、不満はよく丁寧な言葉で包まれます。太陽星(たいようせい)・巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、口数が多く、うわさ話も多く、誰が何を言ったかがすぐ家じゅうに広まります。天同星(てんどうせい)・天梁星(てんりょうせい)と同じ宮なら、あなたはみんなに愚痴を聞かされる役で、耳に入る話は誰よりも多くなります。
同世代の陰煞星に擎羊・地空・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、同世代の間の見えない流れがいったん表に出るととても鋭くなり、ひとつの伝言がそのまま面と向かった問いただしになって、場が収まりにくくなります。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、きょうだいの間に、みんな知っているのに誰も口にしないことがあり、時がたつと誰も触れない空席のようになります。
化忌(かき)が兄弟宮の主星につくと、きょうだいの間で、人づてに聞いたひと言が引っかかりがちで、あなたが聞いた話は相手が言ったこととずれています。そのひと言にはすぐ反応せず、次に家族が集まったときに、相手のあなたへの態度が変わっていないかを見ましょう。変わっていなければ、たいていは伝えた人が話を盛っています。
兄弟宮に陰煞星があると、きょうだいが陰で自分のことを言うのか
兄弟宮に陰煞星があるのを見て、きょうだいが陰で自分の悪口を言うのではと心配する人がいます。この宮の陰煞星が示すのは、同世代の間の言葉がひと回りしてから届きやすく、間に入る人が多いほど意味がずれていくということです。わざと悪口を言う人がいるとは限らず、たいていは伝える途中で意味が変わってしまうのです。家の大事なことは、みんながそろっている場で話しましょう。同じ話をみんなが一緒に聞けば、人づてにずれる余地が減ります。