疾厄宮の陰煞
疾厄宮の陰煞星(いんさつせい)を持つと、体のサインはたいてい細かく、眠れない、元気が出ない、どこかおかしいなど、自分でもはっきり言えません。そのうえ、まず持ちこたえる習慣があるので、小さな不調が少しずつたまります。
不調がはっきり言えないことが多い
自分の状態を言葉にするのは得意ではありません。なんとなく全体がおかしい、やる気が出ない、睡眠が足りない。人に聞かれても、うまく答えられないことが多いでしょう。
体のことは実は感じていても、まず放っておく習慣があります。まだやれると思うと、対処する時間を取りたくなく、そのために休みを取ることもほとんどありません。
先延ばしにする、または自分で不安をふくらませる
小さな不調を長く放っておくと、対処に余計な時間がかかります。逆に、自分でネットで調べ、調べるほど怖くなって眠れなくなり、生活リズムがかえって乱れることもあります。
疲れたと言わないので、周りの人もあなたに休みが必要だとは思わず、ずっと無理をし続けます。
目立たない環境の条件にも気を配ります。住まいの湿気、風通しの悪さ、同居人に生活リズムを乱されることは、元気が出ない原因の一つであることが少なくありません。
記録し、整え、休む
変化を書き留めます。いつから、どんな状況で、どのくらい続いたか。記録を見返せば、どの生活リズムが最も消耗するか、どの休み方が最も効くかが分かります。
休むべきときは休みます。決まった生活リズムは、その場しのぎの対処より効きます。
疾厄宮の陰煞星は、生まれた時刻と主星に関係します
丑・辰・未・戌の刻に生まれた人は、陰煞星が夫妻宮、疾厄宮、官禄宮、父母宮の四つのどれかにしか入らず、疾厄宮の陰煞星はこの四つの刻の生まれにだけ現れます。
同じ宮の主星によって、疲れのしまい込まれる場所が変わります。太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、疲れと気持ちが結びついていて、心配事があるとまず眠りに響きます。巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、言いたいことを言わず、ため込んだことのせいで一日じゅう気力が出ません。武曲星(ぶごくせい)と同じ宮なら、無理をするのが習慣で、体の合図を小さなこととして脇に置きます。天梁星(てんりょうせい)と同じ宮なら、人の世話が習慣で、自分の不調はいつも最後に回します。
疾厄宮の陰煞星に陀羅・火星・地空・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、はっきりしない疲れが長く続き、自分ではまだ大丈夫と思っていても、生活リズムが少しずつ後ろへずれていきます。火星(かせい)が同じ宮にあると、ふだんは疲れを感じないのに、ある日急に力が抜け、電池を一度に使い切ったようになります。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、自分は大丈夫なはずだと思い、小さな不調を考えすぎのせいにして、かえって長引かせます。
化忌(かき)が疾厄宮の主星につくと、小さな不調がよくなったり悪くなったりをくり返し、何が原因なのか自分でもよく分かりません。一度に変えるのはひとつだけにしてみましょう。たとえば夜のコーヒーを二週間やめて様子が変わるかを見るほうが、いくつも同時に変えるより原因が見えやすくなります。
疾厄宮に陰煞星があると、原因の分からない不調が出るのか
疾厄宮に陰煞星があるのを見て、原因のはっきりしない不調が出ると聞き、答えが見つからないままになるのではと心配する人がいます。当サイトの読み方では、この宮の陰煞星は、体の合図が細やかで見落とされやすく、そのうえあなたが無理をしがちだということを示しているだけで、治りにくい不調を予告するものではありません。体の状態は実際の検査と医師の判断を基準にしてください。受診のときは、いちばん気になっている質問をまず聞き、ほかのことはそのあとに足しましょう。時間が限られていても大事な点を聞き漏らしません。ネットの情報も一度にたくさん読まず、信頼できる情報源を一つか二つに絞れば十分です。