紫微家

官禄宮の陰煞

官禄宮の陰煞星(いんさつせい)を持つと、職場に目に見えない力関係が生まれやすくなります。情報が一歩遅れたり、手順がなぜか止まったり、自分の成果を他の人に先に報告されてしまったりしがちです。

七殺遷移甲寅天同疾厄乙卯武曲財帛丙辰太陽子女丁巳破軍夫妻戊午天機兄弟己未紫微天府命庚申太陰父母辛酉貪狼福徳身壬戌巨門田宅癸亥天梁奴僕乙丑廉貞平天相廟陰煞官禄宮甲子木三局命主 廉貞 身主 文昌陽男
サンプル命盤:官禄宮の陰煞(あなたの命盤ではありません)

職場で一歩遅れる

人事異動、予算の変更、プロジェクトの方向転換を、あなたは最後に知る人になりがちです。探りを入れるのが好きではなく、小さな派閥にも入りたくないため、情報が少し遅れて届きます。

仕事を終わらせればよいと考える習慣があり、自分の貢献はあまり言いません。手柄を人にさらっと持っていかれても、あまり気にしません。

逆に言えば、監査、法務、研究、情報セキュリティなど、細かく確かめる必要のある仕事はとても向いています。おかしさへの敏感さが、そこでは専門性になります。

記録に残らない努力

多くのことをしたのに、過程が記録に残っておらず、説明が必要なときは印象に頼るしかありません。他人から回された仕事をそのまま全部引き受けて、失敗すれば、責任はあなたに回ってきます。

当サイトは、官禄宮の陰煞星を、こうした背後の小さな動きとして読みます。手柄が持っていかれる、責任が押し付けられる。必ずしも表立ってではありません。

過程を見えるようにする

大事な決定は、メールやメッセージで確認します。誰が決めたか、いつか、何を変えたか。任された仕事は、まず範囲を確認し、超える部分ははっきり伝えてから受けます。

定期的に自分の成果をまとめ、評価や昇進のときに具体的な内容を出せるようにします。争う必要はありませんが、自分が何をしたかは人に見えるようにしておきます。

官禄宮の陰煞星、主星が職場の見えない流れを決めます

丑・辰・未・戌の刻に生まれた人は、陰煞星が夫妻宮、疾厄宮、官禄宮、父母宮の四つのどれかにしか入らず、官禄宮の陰煞星はこの四つの刻の生まれにだけ現れます。

同じ宮の主星が、職場で出会う見えない部分を決めます。紫微星(しびせい)・天相星(てんそうせい)と同じ宮なら、立場が目立つので、陰であなたの権限ややり方を評する人がいます。天機星(てんきせい)・天梁星(てんりょうせい)と同じ宮なら、研究、企画、顧問など細かく見る仕事に向き、あなたの敏感さはここでは専門性になります。七殺星(しちさつせい)と同じ宮なら、仕事が速く成果がはっきりしているぶん、手柄を横取りしたと言われやすくなります。太陽星(たいようせい)と同じ宮なら、職場で熱心で目立ち、多くこなすほど、うわさの種にされる機会も増えます。

仕事の陰煞星に擎羊・地劫・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、職場の見えない流れがいったん表に出るととても鋭くなり、陰の評価がそのまま会議での公然とした批判になります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、あなたの努力がよく他人の名前で持っていかれ、あるいはプロジェクトが途中で打ち切られて、骨折り損になります。

化忌(かき)が官禄宮の主星につくと、仕事のはっきりしないことがひとつ気にかかりがちです。評価がなぜ思ったより低いのか、昇進がなぜ自分に回ってこないのか、といったことです。上司と一度話す時間を取り、具体的な基準を聞きましょう。一年じゅう自分で推測しているより役に立ちます。

官禄宮に主星がなく陰煞星があると、研究に向いているのか

官禄宮に主星がなく、陰煞星と解神(かいしん)だけがある人が、研究の道に向いているのかと尋ねることがあります。官禄宮に主星がないときは、向かいの夫妻宮の主星を借りて読みます。この宮の陰煞星は、細部や違和感にとても敏感だということで、研究、監査、調査、情報セキュリティなどで生かせます。向いているかどうかは、借りてきた主星が静かな性質か活発な性質かでも変わり、静かなほうが長い時間をかける研究に向きます。まずひとつのテーマを半年続けてみて、自分が腰を据えられるかを確かめるのもよいでしょう。