遷移宮の陀羅星が表すもの
遷移宮の陀羅星(だらせい)を持つ人は、新しい環境に慣れるまで時間がかかり、外へ出る機会も先延ばしになって成立することが多くなります。速さを争わず、居着けば誰よりも安定しますが、ひとつのことを考え込みすぎる面があります。
慣れは遅いが、長く続く
新しい場所ではすぐ水を得た魚にはならず、最初の数か月は観察に回ります。分かってくると、最初に目立った人を超えることが多く、細部まで覚えているからです。ウォームアップが人より長いだけです。
外で伸びる機会は、あなたにはたいていゆっくり話がまとまります。一度でだめならもう一度、数か月延びても不思議ではありません。時間がかかることは怖くなく、準備ができていないのに引き受けることを恐れています。
動かないうちに、機会が過ぎる
リスクを細かく計算しすぎて、計算が終わる頃には機会がほかの人に取られています。
環境が合わなくても言わず、無理に居続けて、力がなくなるまですり減らしてから去ります。
まず一歩動いて、それから直す
条件がすべてそろっていなくても、まず行って一度試します。あなたは過程の中で修正するのが得意です。
合わないと思ったら言ってください。都市を変える、部署を変えることは、粘り強さを合う場所へ移すことです。
遷移宮の陀羅星、擎羊星は財帛宮にあります
陀羅星が遷移宮にあるとき、禄存星(ろくぞんせい)は疾厄宮に、擎羊星(けいようせい)は財帛宮に入ります。外では遅く先延ばしがちなのに、お金のことはとても急ぎます。話がまだまとまらないうちから見返りを計算していて、二つのリズムがかみ合わないことがよくあります。遷移宮の向かいは命宮で、命宮に主星がないときは、この宮の陀羅星がそのまま人から見たあなたの第一印象になります。落ち着いていて、ゆっくりで、口数が少ない人です。
主星と合わせて見ると、太陽星(たいようせい)と巨門星(こもんせい)が寅・申にあり陀羅星が加わると、外では話す力で道を開きますが、ひとつの話をまとめるのに何度もやり取りが要ります。天同星(てんどうせい)と天梁星(てんりょうせい)が寅・申にあり陀羅星が加わると、外ではよく面倒を見てもらう側になり、そのぶん長居しすぎることもあります。乙・丁・己・辛・癸年生まれなら陀羅星は陥で、外での足止め感が強めです。
外で天馬星・火星・鈴星・化忌に出会うとき
天馬星(てんませい)が同じ宮にあると、古書ではこれを折足馬と呼びます。外へ出たい気持ちは強いのに、ビザや異動、引っ越しの手続きがひとつずつ止まってしまいます。天馬星は寅・申・巳・亥にしか入らないので、天馬星と同じ宮の陀羅星はどれも陥です。早めに手続きを始め、各段階で必要な書類を先に書き出しておけば、止まったときに何を待っているのかが分かります。
火星(かせい)が同じ宮にあると、外で長く我慢した末に、ある日突然離れると決め、周りはあまりに急だと感じます。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、外で嫌な思いをしても言わず、黙ってそこにとどまり、周りの人が先にやきもきし始めます。
遷移宮の主星に化忌(かき)がついて陀羅星があると、外でずっと片づかないことがひとつあり、それはひとつの申請のこともあれば、話がまとまりきらない協力のこともあります。その次の一歩を予定表に書き込み、毎週少しずつ進めましょう。調子がいいときを待ってから手をつける必要はありません。
遷移宮に廉貞星と陀羅星があると、人付き合いが苦手なのか
遷移宮が廉貞星(れんていせい)と陀羅星で、見た目は抑えていて表現が苦手なのに、内心はせっかちだと言われ、社会に出て損をするのではと心配する人がいます。廉貞星は分をわきまえることを重んじ、陀羅星は外で言葉を何度か心の中で巡らせてから出させるので、よくあるのは、考えることは多いのに口にすることは少ないという形です。人付き合いができないのではなく、立ち上がりに人より時間がかかるだけです。新しい環境に入るときは、決まった切り出しを二つ三つ用意しておきましょう。自己紹介、自分の担当、用があるときの連絡方法。話し始めのハードルが下がれば、そのあとの言葉は自然についてきます。