奴僕宮の陀羅星が表すもの
奴僕宮の陀羅星(だらせい)を持つと、友人や同僚との付き合いはゆっくり温まり、粘り強く支えるものになります。協力するには呼吸を合わせる時間が必要で、残るのは本物の付き合いが多い一方、後始末があなたに回ることも多くなります。
輪はゆっくりでも、人は残る
友人や同僚に対して辛抱強く、ほかの人の動きが少し遅くても待てます。遅いことが不真面目とは限らないと知っているからです。ただし、遅いだけの人と、そもそもやらない人は見分ける必要があります。
あなた自身もチームでは安定していて、前に出て目立つことはせず、長くいてからようやく、あなたがいないと困ると周りが気づきます。
ずっと人の後始末をする
相手が遅れ、あなたが補い、何度かするうちにそれがあなたの仕事になっています。
協力がうまくいっていないのに、あなたは言わず、人も替えず、そのまま磨き続けます。すり減るのは自分の時間で、相手は何事もないと思っています。
期限を先に伝える
協力の最初に、納期とその結果をはっきり伝えます。あなたは待てますが、期限と損切りの線がないと、自分が耐えられなくなるまで待ち続けてしまいます。
替えるべき人は替え、辛抱は価値のある人のために残します。
奴僕宮の陀羅星、擎羊星は疾厄宮にあります
陀羅星が奴僕宮にあるとき、禄存星(ろくぞんせい)は遷移宮に、擎羊星(けいようせい)は疾厄宮に入ります。外には安定した支えがあるのに、友人や同僚とのことは先延ばしになりがちで、自分の体に対してはせっかちで、疲れていても無理に終わらせようとします。奴僕宮の三方は子女宮と父母宮で、向かいは兄弟宮です。友人との間の先延ばしは、上司や後輩のことと絡みやすく、ひとつのことに何人もの承認を待つことになります。
陀羅星が廟(辰・戌・丑・未)なら、友人は少なくても長く続き、協力相手とは一度組むと何年も付き合います。陥(寅・申・巳・亥)なら、話がつかないままの誤解で付き合いが止まりがちです。主星が巳・亥の紫微星(しびせい)・七殺星(しちさつせい)なら、仲間内で重みがあるぶん、多くのことがあなたの承認を待って動くので、あなた自身がいちばん遅い関門になってしまいます。
主星が巳・亥の巨門星(こもんせい)で陀羅星が加わると、友人との誤解はひと言が曲がって伝わったことから始まることが多く、説明するにも長くかかります。そういうときは、当事者に直接一度聞くほうが、三人目の人の話を聞くより早く済みます。
友人との先延ばしが火星・鈴星・地空・化忌に出会うとき
火星(かせい)が同じ宮にあると、友人とはふだんのんびり付き合っているのに、小さな一件で急に態度を変えます。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、合わない相手には何も言わず、ただ少しずつ距離を置きます。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、友人と一緒にやろうと決めたことが話だけで終わりやすいので、本当に組むときは、最初の一歩を誰がやるかを先に決めましょう。
奴僕宮の主星に化忌(かき)がついて陀羅星があると、友人や同僚との間で長く引きずっていることがあり、それはお金のこともあれば、果たされていない約束のこともあります。その件と二人の付き合いを分けて考えてみてください。その件はうやむやに終わってもかまいませんし、付き合いまで一緒に断つ必要はありません。そう整理できれば、気持ちも手放しやすくなります。
奴僕宮に陀羅星があると、友人は頼りにならないのか
奴僕宮に陀羅星があるのを見て、友人に足を引っ張られると聞き、友達付き合いに慎重になったという人がいます。この宮の陀羅星が示すのは、友人との付き合いがゆっくりで、物事に時間がかかりやすいということで、友人が頼りにならないという意味ではありません。たいていあなたのほうが粘り強いので、ほかの人が力不足に見えやすいのです。人に頼むときは、欲しいものを具体的に伝えましょう。何日までに、どこまでやってほしいのか。相手があなたの望みを分かっていれば先延ばしは減り、あなたががっかりすることも減ります。