子女宮の陀羅星が表すもの
子女宮の陀羅星(だらせい)を持つと、子どもや生徒を急かさず、本人が自分で納得するのを待てます。学ぶのは少しゆっくりでも基礎は固くなります。ただ、待っているうちに放っておく形になりやすい点には気をつけてください。
ゆっくり進むのを待てる
ほかの親が進度を急ぐ中、あなたは同じ考え方を理解するまで付き合います。遅いのは怖くなく、本当は分かっていないことのほうが怖いので、もう一度時間をかけて話すほうを選びます。この教え方は短期では成績に出にくくても、長い目で見れば本当に身につきます。
賞罰で人を動かすこともあまりしません。子どもや新人が間違えたら、もう一度話し、もう一度やって見せ、本当にできるようになるまで待ちます。この忍耐は多くの人にはできず、あなたが育てた人は質問もしやすくなります。
待ちすぎると、見ていないのと同じになる
何でも様子を見ようと言って、声をかけるべきときにかけず、決めるべきルールも決めない。年下の人は気にしていないと受け取り、相談にも来なくなります。
終わらない分をあなたが仕上げ、忘れたことをあなたが補う。あなたの負担は増える一方で、相手は自分で片づけることを覚えません。
時間を与え、期限も与える
ゆっくりを許したうえで、いつまでに出すかを決めておきます。期限のある待機は育成になり、期限のない待機は放置になります。
一度は、本人に結果を引き受けさせます。あなたが代わりに片づける回数が減るほど、先延ばしできないことが何かを本当に覚えます。
子女宮の陀羅星、擎羊星は兄弟宮にあります
陀羅星が子女宮にあるとき、禄存星(ろくぞんせい)は夫妻宮に、擎羊星(けいようせい)は兄弟宮に入ります。同世代には言葉がまっすぐで張り合いがちなのに、後輩や子どもに対してはとても辛抱強く、何度でも待つことができます。子女宮の三方は奴僕宮と父母宮で、後輩を育てるときの遅さは、新人やチームを育てるときにも出ます。向かいは田宅宮なので、家のことが後輩や子どもの予定を待つうちに後回しになりがちです。
廟(辰・戌・丑・未)なら、待った分だけたいてい成果が出ます。陥(寅・申・巳・亥)なら、待ちすぎて何も決まらないままになりやすいです。主星が辰・戌の天機星(てんきせい)・天梁星(てんりょうせい)なら、後輩に理屈を説くのが好きで、ひとつの考え方を何度も話します。主星が寅・申の紫微星(しびせい)・天府星(てんぷせい)なら、後輩への期待はあっても、急いで口にはしません。
後輩のことで火星・鈴星・地劫星・化忌に出会うとき
火星(かせい)が同じ宮にあると、ふだんは待っているのに、ある日突然しびれを切らして、決まりごとを一度に全部決めてしまい、後輩はすぐには受け止めきれません。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、急かしも言いもしないのに、相手のできていないところを心の中でずっと覚えています。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、後輩のために用意した計画が最後の段階で崩れやすいので、予定には少しゆとりを残しておきましょう。
子女宮の主星に化忌(かき)がついて陀羅星が加わると、後輩についての気がかりを、本人が自分で気づくまで待つ癖が出ます。待つのはかまいませんが、何を待っているのかを先に伝えてください。どの点を見ているのか分かれば、相手はあなたが放っておいているとは思いません。
子女宮に陀羅星があると、後輩や子どもは晩熟なのか
子女宮に陀羅星があるのを見て、子どもがほかの子より晩熟で、覚えるのが遅いのではと心配する人がいます。この宮の陀羅星が示すのは、あなたと後輩や子どもとの付き合いのリズムがゆっくりめで、待てる一方、待ちすぎることもあるということです。子ども自身が速いか遅いかは、その子自身の命盤で見ます。本当に覚えるのが遅い子なら、あなたの辛抱強さはちょうど役に立ちます。覚えることを小さく分け、一度に求めるのは小さな一歩だけにして、できたらそれを伝えてあげれば、進み具合は自然に見えてきます。