兄弟宮の左輔星が表すもの
兄弟宮の左輔星(さほせい)を持つと、家や同期の間で力を出すべきことは、たいていあなたが腕まくりしてやります。引っ越し、飲食店の予約、親の通院の付き添い、書類の記入の手伝いなど、最後はすべてあなたの役回りになります。
腕まくりする人
家族の集まりの場所、親のあれこれ、弟や妹の引っ越し。まずどうやって事を終わらせるかを考え、誰がやるべきかは、あとから思い当たります。きょうだいに必要があれば、物を貸す、人手を出す、仕事を紹介する、どれもためらいなくします。
同期やルームメイトの間でも、予約、割り勘、共用品の購入を担う人になることが多く、皆が雑務をあなたに預けることに慣れています。
やり終えても、心に貸しが残る
家で誰も自分から動かないので先に引き受け、長く続くと、それはもともとあなたの仕事だと皆が思います。同じことを三度続けると、心の中で帳簿をつけ始めますが、口では大丈夫と言い続けます。
うまくいかないのが怖くて、いっそ自分で処理してしまうと、きょうだいは練習の機会を失い、あなたの好意を断る機会もなくなります。あなたが有能なほど、きょうだいは手を動かさなくなります。
雑務を当番表にする
親の世話、家族の集まり、共同の出費は、一枚の表にして交代で担当します。費用は共有の帳簿に載せて、誰が何を出したか皆に見えるようにします。
手伝う前に相手に聞きます。「これは私がやる? それとも一緒にやる?」。あなたが一件引き受けるのを減らせば、きょうだいが一件学び、関係に恨みもたまりにくくなります。
兄弟宮の左輔星と、生まれ月で決まる右弼星
三月・九月生まれの人は、左輔星が兄弟宮にあるとき、右弼星(うひつせい)は父母宮に入り、二つの星が命宮を挟みます。上には目上の人、横にはきょうだいがいて、何かあれば両側から手が伸びてきます。ただ、挟まれた本人は両側から同時に用事を頼まれやすく、週末の予定はまず家族の用事で埋まります。
正月・七月生まれなら、右弼星は向かいの奴僕宮にあり、きょうだいと友人の二本の線がどちらも頼りになります。家ではあなたが力を出し、友人の側でも誰かが分担してくれます。四月生まれで兄弟宮が未にある、または十月生まれで兄弟宮が丑にあると、左輔星と右弼星がそろって兄弟宮に入り、手を貸してくれる同世代が一人ではありません。誰もが他人の動きを待たないよう、分担は先に決めておきましょう。
きょうだいの付き合いに陀羅星・火星・鈴星・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が左輔星と一緒に兄弟宮に入ると、皆やる気はあるのに、誰が先に始めるかで止まります。親の世話の当番、共同で買う物の手配など、一か月話し合ってもまだ同じ場所にいます。火星(かせい)か鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、同世代の間で動きが急で、意見が合わないと自分で先に片づけてしまい、後で相手が何もしなかったと不満を言います。
兄弟宮の主星が化忌になると、きょうだいの間に話しきれていない件が一つ残りがちで、たいていはお金か親のことです。左輔星があるうちは一緒に動く気持ちが残っているので、その件を広げて話し合うよい時期です。
兄弟宮に左輔星があると、きょうだいは味方になってくれるのか
兄弟宮に左輔星があると、きょうだいが心強い味方で、何かあれば助けてくれるのか、とよく聞かれます。この宮が示すのは、あなたと同世代の間に互いに力を貸し合う習慣があり、先に動くのはたいていあなただということです。きょうだい本人に余裕があるかは、その人の状況と命盤で見るものです。兄弟宮に左輔星がある人で、いちばんよく助けてくれるのは同僚やルームメイトだという人もいます。まず、この一年で本当に助けてくれた同世代を三人書き出し、次にその人たちに何かあったとき、手が要るかどうか自分から聞いてみてください。