財帛宮の左輔星が表すもの
財帛宮の左輔星(さほせい)を持つと、お金は人の力と協力と引き換えに入ってきます。安定した成果、決まった案件、人と一緒にやり終えた成果が収入に結びつき、壬年生まれで左輔星が化科なら、信頼性が口コミで広がり安定した協力につながります。
やり終えて報酬をもらう
人があなたに事を任せるのは、あなたがやり終えるからです。協力案件、決まった顧客、件数に応じた報酬といった形は、一か八かより安心してできます。積み重なった付き合いが、そのまま履歴になります。
自分から値段交渉はしませんが、約束以上にやることがよくあり、それが信頼を生む一方、損もさせます。余分にやった分は、自然にはお金になりません。
収入が安定しているのは強みで、弱点は伸びが遅いことです。残業で多くこなした分は、ずっと上積みしていけるものではありません。
やり終えてから請求すると、利益が先に分けられる
仕事を先に、お金を後回しにしていると、支払いが遅れたとき、自分で立て替えて資金を回す形になります。共同の仕事で取り分を明確にしていないと、先に力を出しても、分けるときに自分が補助扱いになっていると気づきます。
断るのが怖くて件数を増やし続けると、質が下がり、価格も戻せません。帳簿の上では忙しいのに、実際に手元に残るものは多くありません。
先に範囲と支払日を決める
着手する前に、範囲、件数、支払日を同じ一枚に書き、超えた分は別に計算します。
協力案件は、取り分の割合を先に書いてから着手し、受け取るべきお金は期日までに集めます。
財帛宮の左輔星と、右弼星が照らす生まれ月
二月・六月・八月・十二月生まれの人は、左輔星が財帛宮にあるとき、右弼星(うひつせい)が命宮か官禄宮に入り、財帛宮と同じ組になります。左右の両方があなたのお金を照らし、稼ぎは協力から生まれ、その協力相手もたいていあなた自身の人脈です。正月・七月生まれなら、右弼星は向かいの福徳宮にあり、お金を使うときに人のことをよく考え、おごる、贈り物をする、立て替えることを惜しみません。
四月生まれで財帛宮が未にある、または十月生まれで財帛宮が丑にあると、左輔星と右弼星がそろって財帛宮に入ります。稼ぎ口は何人かで一緒に作り上げることが多く、共同経営、利益の分配、チームでの受注が合っていて、取り分を先に書いておくことがいちばん大切です。
壬年生まれで左輔星が化科となって財帛宮に入ると、きちんと納品を重ねて得た評判が、そのままリピーターにつながります。
お金に擎羊星・地劫星・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が左輔星と一緒に財帛宮に入ると、力ずくで稼ぎ、時間も案件も遠慮なく取りにいきます。組む相手があなたの速さについてこられず、最後の分け前で揉めやすくなります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、人のために立て替えたお金、融通したお金がとりわけ戻りにくくなります。相手に悪気があるのではなく、誰も記録していないからです。
財帛宮の主星が化忌になると、あるお金のことがよく気にかかります。左輔星があれば一緒に方法を考えてくれる人がいますが、借りたお金と共同で出したお金は、帳簿を分けてつけてください。
財帛宮の左輔星は、擎羊星を強めるのか
財帛宮に擎羊星と左輔星しかないと、左輔星が擎羊星の勢いを大きくするのではないか、とよく聞かれます。左輔星は助けの星で、強めるのは人手です。擎羊星が同じ宮にあると稼ぎ方は攻めの姿勢になり、左輔星はその勢いを一緒に実行する人をもたらします。結果は早く出るかもしれず、揉めるのも早いかもしれません。見るべきは協力のルールを先に決めたかどうかで、星が荒くなるかどうかではありません。まず、いま人と組んでいる収入を一件ずつ、誰が力を出し、誰がお金を出し、どう分けるのかを書き出してください。