官禄宮の左輔星が表すもの
官禄宮の左輔星(さほせい)を持つ人は、仕事の進め方が、手を動かして最後まで押し切る方向です。プロジェクトの実行、運営、調整、事務、バックオフィスが合い、地位は、信頼性と完成度で少しずつ積み上がります。
完成度で信頼される
多くの人とつなぎ、流れを円滑にする役割が最も向いています。細部を面倒がらず、事が前に進めばそれでよいと考えます。
上司は突発の任務をあなたに渡すことが多くなります。必ずやり終えると知っているからです。これは信頼ですが、あなたの時間が細切れになる理由でもあります。
チームの穴は、あなたが埋めることが多くなります。他の人が出せないものを引き受け、流れが悪いところを整えます。時間が経つと、皆があなたに寄せる信頼が、あなたの資本になります。
よく働く人ほど仕事が来て、地位は動かない
何でも引き受けると、最後に使い勝手のいい人として位置づけられ、方向を決める立場になれません。事は終わっても、語れる具体的な成果が残らず、長く経つと、自分でもこの数年何をしたか説明できなくなります。
細かいと言われるのが怖くて、ずっとやり続けると、給料も肩書も据え置きのまま、情熱も少しずつすり減ります。
自分をプロジェクトとして運営する
四半期ごとに、人に話せる成果を一つ残し、自分がどの部分を担当し、どんな違いを生んだかをはっきり書きます。
新しい任務を受ける前に、それが自分のキャリアのプラスになるかを考えます。ならないものは後ろに回し、評価のときは記録を持って条件を話し合います。
官禄宮の左輔星と、右弼星が照らす位置
二月・六月・八月・十二月生まれで左輔星が官禄宮にあるとき、右弼星(うひつせい)は財帛宮か命宮に入り、命宮・財帛宮・官禄宮の同じ組にそろいます。仕事にも稼ぎにも手を貸す人がいて、仕事の人脈がそのまま収入につながることがよくあります。正月・七月生まれなら、右弼星は夫妻宮にあり、パートナーが仕事の助け手になっていたり、二人が同じ業界にいたりします。
四月生まれで官禄宮が未にある、または十月生まれで官禄宮が丑にあると、左輔星と右弼星がそろって官禄宮に入り、あなたのいるチームは人手が比較的足りていて、上司や同僚が自分から分担してくれます。その分、手柄も何人かで分けることになります。
壬年生まれで左輔星が化科となって官禄宮に入ると、仕事をやり遂げる力が上の人の記憶に残りやすく、昇進や異動のとき「この人は仕事が確かだ」とひと言添えてくれる人がよくいます。
仕事に陀羅星・擎羊星・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が左輔星と一緒に官禄宮に入ると、担当する流れが、ほかの人の決裁待ちや提出待ちで止まりがちです。押し進めたくても動かず、最後は自分が徹夜で穴を埋めます。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、進め方がとても強引で、成果は出せますが、急かされた人の反感を買います。
官禄宮の主星が化忌になると、仕事のあるプロジェクトやある上司のことが、ずっと心にのしかかります。左輔星があれば一緒に背負ってくれる同僚がいるので、その件をいくつかに分けて、手を貸してくれる人に割り振ってください。
官禄宮に左輔星があると、上に立つ人か補佐役か
官禄宮に左輔星があると、一生補佐役向きで上には立てないのか、とよく聞かれます。官禄宮の左輔星が示すのは、物事を最後まで押し進めることとチームでの協力で仕事をするということです。この力は補佐役としてとても役に立ち、上に立っても同じように生きます。チームを率いるとは、本来、皆で仕事をやり遂げることだからです。違いは、決める権限を自分の手に持つ気があるかどうかです。まず、次のプロジェクトで、自分が決めたいことを一つ自分から提案し、それを背負えるかどうか試してみてください。