命宮の左輔星が表すもの
左輔星(さほせい)が命宮に入る人は、いつも「もう一組の手」になります。まだ誰も動いていない事に、すでに手をつけています。左輔星と右弼星(うひつせい)は一対の補佐の星です。当サイトでは、左輔星を腕まくりして働く人、右弼星を間に立って調整する人として読みます。
皆がまだ見ているうちに、もう始めている
ある場に着くと、まず目に入るのは、どこに人が足りないか、どの件を誰も引き受けていないかです。皆がまだ分担を話し合っている間に、最初のたたき台を作り上げています。先に発言するとは限りませんが、最後にきれいに仕上げるのは、たいていあなたです。
学ぶのは実践を通してで、一度見るより一度自分でやるほうが身につきます。事が途中で止まっていると落ち着かず、整理や細部の補完が必要な場面は特に手際がよく、信頼もされやすくなります。
片づけたことが、あなた一人の当番になる
手際が良く頼りになるので、皆の欠けを埋めるのにあなたが呼ばれ、長く続くと、それらがあなたの固定の当番になります。終わってから不満が生まれても、心の中に溜め込んだままで、相手はあなたが何に不満を感じているのか分かりません。
先にやってしまうほうが早いので、相手がしてほしいか、それが自分の役目かを聞かないことが多く、結局、功績は分散し、責任はあなたに残ります。
まず、誰の事かを問う
手をつける前に、責任者が誰かを確かめます。自分のものなら最後までやり、自分のものでなければ、先に一言聞きます。
やり終えた成果は記録に残し、自分がどの部分を補ったか他の人に見えるようにします。手伝えるときは一度手伝い、引き受けきれないものは、はっきり伝えます。
命宮の左輔星と、右弼星が入る宮
左輔星と右弼星(うひつせい)はどちらも生まれ月で配置されるので、生まれ月が分かれば、もう一つの星の位置も分かります。四月生まれで命宮が未にある人、または十月生まれで命宮が丑にある人は、左輔星と右弼星がそろって命宮に入ります。助けてくれる人が多い分、頼ってくる人も多く、いつも何人分もの用事を抱えています。
正月・七月生まれなら、右弼星は遷移宮に入り、左輔星と内と外に分かれます。なじみの場所では自分で手を動かし、外に出ると向こうから手を貸してくれる人が現れます。五月・十一月生まれなら、右弼星は夫妻宮にあり、二つの星が兄弟宮を挟みます。あなたの力の一部は、いつもきょうだいや同世代のために使われます。
壬年生まれで左輔星が化科となって命宮に入ると、よく動く人だという評判が本人より先に広まり、会ったこともない人から人づてに頼まれることがよくあります。そのぶん、同年代より早く大事な仕事を任されます。
先に動く人に擎羊星・陀羅星・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が左輔星と一緒に命宮に入ると、仕事が速く手つきも強く、人の遅さが我慢できずにそのまま引き取ってしまい、相手は仕事を取られたと感じます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると逆で、何でも手伝う気はあるのに手を引けず、小さな用事が三つに増え、自分の作業はどんどん後回しになります。
命宮の主星が化忌になると、心の中に手放せない気がかりを一つ抱えます。左輔星があれば、一緒に背負ってくれる人はまだそばにいます。ただし、まずあなたがその件を口に出すことが前提です。
命宮に左輔星だけがあり、主星がないとき
命宮に主星がなく左輔星が一つあるだけだと、命が弱く、自分を支えきれないのではないか、とよく聞かれます。命宮に主星がないときは、遷移宮の主星を借りて読み、その星があなたの地の性格になります。左輔星が示すのは、先に手を動かし、人手を見つけやすいということです。こうした命盤の人は環境や周りの人に合わせて自分を変えやすいのですが、それは弱さではありません。まず、最近考えを変えた三つの理由を書き出し、自分が望んだものと、人に引っぱられたものを分けてみてください。