官禄宮の天梁
官禄宮に天梁星(てんりょうせい)がある人は、信頼、審査、人の責任を担う仕事に向いています。経験が深まるほど評価され、チェック役や人を率いる立場に就くことが多くなります。
官禄宮の天梁の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の夫妻宮は太陽。丑・未の宮では単独で入り、夫妻宮は天機。寅・申の宮では天同と同宮で、夫妻宮には主星がありません。卯・酉の宮では太陽と同宮で、夫妻宮には主星がありません。辰・戌の宮では天機と同宮で、夫妻宮には主星がありません。巳・亥の宮では単独で入り、夫妻宮は天同。どの配置でも、命宮には必ず太陰があります。
太陽星(たいようせい)と同宮なら、公共性が高く、対外的なサービスの仕事へ。天機星(てんきせい)と同宮なら、企画・参謀的な仕事へ。天同星(てんどうせい)と同宮なら、サービスや世話の仕事へ向かいます。
ベテランになるほど評価される
医療・看護、ソーシャルワーク、保険金の支払い審査、公務、介護、品質管理、監査。見極めて、判断して、人の責任を担う仕事を、あなたは人より安定してこなします。手柄を奪うことはあまりしませんが、問題が起きれば、みんなあなたのところへ来ます。立場は時間をかけて築かれることが多く、若いうちは、かえって目立たないこともあります。
チームの中では、ブレーキ役になりがちです。リスクを指摘し、手順を補っていきます。上司は難しい案件を安心して任せ、同僚も相談に来ることに慣れています。
原則が硬いと、道が広がらない
流れの穴に気づくと、会議でそのまま指摘するので、担当者は面子が立たず、次はあなたを避けるようになります。責任も抱え込みすぎて、何もかも気にかけ、最後には自分が働きすぎになります。
人間関係をあまり育てないので、チャンスが来たときに、あなたの代わりに口をきいてくれる人がおらず、あなた自身も言い出せません。
正しいことこそ、丁寧に伝える
意見を言うときは、代わりのやり方も添えます。まず担当者に個別に話し、それから会議に出します。力は制度に注ぎ、正しいやり方が再現できるようにします。
付き合いの席は必要ありませんが、一緒に仕事をした人には、あなたが何をしているかを知ってもらっておけば、チャンスがあなたを見つけてくれます。
官禄宮の天梁星、明るさで安定して務まる立場が変わります
天梁星は子・午で単独なら廟で、職場での判断に重みがあり、チェック役の立場を安定して務められます。丑・未では旺で、同じく安定していますが、昇進は遅めです。巳・亥の天梁星は陥で、背負う責任は多いのに、与えられる権限は少なくなります。
天同星(てんどうせい)と天梁星が寅にあると天梁星は廟で、サービスや世話をする仕事が向いています。申なら天梁星は陥、天同星は旺で、職場の環境が居心地よくないと長続きしません。太陽星(たいようせい)と天梁星が卯にあると二つとも廟で、外と接する、表に出る立場が向いています。酉なら太陽星は平で、働きのわりに目に留まりにくくなります。天機星(てんきせい)と天梁星が辰・戌にあると、天梁星は廟、天機星は利で、参謀や企画の仕事がいちばん手になじみます。
官禄宮の天梁星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、職場で原則のために譲らず、上司と正面からぶつかります。天同星と天梁星の組み合わせや巳・亥の天梁星には擎羊星が入りません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、案件が審査で止まり、一つの報告書を何度も直すことになります。
乙年生まれの人は、官禄宮の天梁星が化権(かけん)、命宮の太陰星(たいいんせい)が化忌(かき)になり、仕事では権限があるのに、心にはいつも手放せないことを抱えています。己年生まれの人は天梁星が化科(かか)になり、専門家としての評判がよくなります。新人を一人育て、あなたの判断のしかたを身につけてもらいましょう。そうすればもっと大きな仕事を引き受ける余裕ができ、あなたの判断を受け止められる人がいれば、休暇中にずっとメッセージに返信しなくてすみます。
官禄宮に天梁星があると、仕事はつらいのか
官禄宮に天梁星があるのを見て、一生人の後始末ばかりの仕事になるのではと心配する人がいます。この宮の天梁星が示すのは、あなたが信頼と判断の必要な仕事に向いているということで、つらさはたいてい何もかも見ようとすることから来ます。三か月に一度、手元の仕事を点検し、どれが自分の責任で、どれがただ見ていられないだけなのかを分け、後者は担当者に返しましょう。返すときに自分が見つけた問題をはっきり伝えておけば、安心して手を離せます。