官禄宮の天相
官禄宮の天相星(てんそうせい)を持つと、制度が明確で、調整や点検が必要な仕事に向きます。上司の右腕や、組織の上下をつなぐ要の役を任されることが多くなる配置です。
このとき夫妻宮には必ず破軍星(はぐんせい)が入ります。仕事は安定を求めても、恋愛の変化はむしろ多く、勢いがあり思い切って変えられる人に惹かれやすくなります。
組織の要
事務、財務、人事、広報、公務、プロジェクト管理など、人と物事をそろえる仕事は、他の人よりうまく運びます。決まりを知っていて、物事を通すやり方も心得ています。
手柄を取りにいくことはあまりありませんが、上司に信頼され、部署をまたぐ仕事はあなたが取りまとめることが多いでしょう。あなたの価値は物事を間違えないようにすることにあるため、昇進は話の上手な人より遅くなりがちです。
従うだけで、主張がない
上が言うことにそのまま従っていると、実行する人としか見られなくなり、決定にあなたは加われません。人の機嫌を損ねるのを恐れて、指摘すべき問題を言わないままにすると、最後は一緒に問題に巻き込まれます。
正規の地位や肩書きを重く見すぎるのもリスクで、本当の専門性が積み上がっていないと、その席を離れたとき何も持ち出せません。
案件ごとに一つ、自分の主張を持つ
実行する範囲の中で、もっと良くできると思う一つを選び、自分から提案します。会議には、問題だけを持ち込むより、先に案を一つ用意して臨むほうが記憶に残ります。
持ち出せる専門性を積みます。資格、成果物、手法です。あなたの名前は、承認欄だけでなく成果に残るようにします。
官禄宮の天相星、明るさで務まる立場が変わります
官禄宮が天相星の人は、命宮に決まって天府星(てんぷせい)があり、あなた自身は安定していて守りが堅く、仕事でも安定を求めます。天相星は子・午、寅・申と丑で廟で、組織の要の立場をしっかり務められ、上からも下からも信頼されます。辰・戌の紫微星(しびせい)と天相星の組み合わせは二つとも得地で、地位も決まりもあり、制度の整った大きな組織で上を目指すのに向いています。
卯・酉の天相星は陥で、二つの部署の間に挟まれやすく、両方から協力を求められるのに、決める権限は誰もくれません。巳・亥と未では得地で、仕事ぶりは安定していても、昇進には時間がかかります。寅・申の武曲星(ぶごくせい)と天相星の組み合わせなら、お金や帳簿を管理する立場がいちばん向いています。
官禄宮の天相星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、職場の決まりが踏みにじられると怒り出し、ふだん話しやすい人が急に強く出るので、みんなあっけにとられます。武曲星と天相星の組み合わせや巳・亥の天相星には擎羊星が入りません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、案件が決裁で止まりがちで、署名一つに二週間かかります。
壬年生まれの人は、奴僕宮の天梁星(てんりょうせい)が化禄(かろく)になり、同僚や部下が仕事の助けになります。壬年で武曲星と天相星が官禄宮にあるなら、武曲星が化忌(かき)になり、仕事上のお金はもう一度確認する必要があります。決裁の前に、あなたが確認した要点を一行書いて添えましょう。あとで振り返るとき、あなたが何を見ていたかがみんなにわかります。
官禄宮に天相星があると、補佐役しかできないのか
官禄宮に天相星があるのを見て、一生補佐役止まりではと心配する人がいます。天相星は印の星で、物事をつなぎ、チェックする役目を担い、立場の大きさは命盤全体を見る必要があります。今の立場で、いちばんよくする調整の仕事を手順書にまとめ、次の人がそのとおりにできるようにしましょう。やり方を人に渡せる人こそ、上に進む余裕が生まれます。手順書を書けるということは、その仕事を本当にわかっている証で、昇進のときにもいちばん説得力のある材料になります。