紫微家

官禄宮の天機

官禄宮に天機星(てんきせい)がある人は、頭を使う、分析、企画、技術のポジションが向いていて、専門性と応用力で食べていきます。変わらない手順には、すぐ我慢できなくなります。

廉貞子女甲寅夫妻乙卯破軍兄弟丙辰天同命丁巳武曲天府父母戊午太陽太陰福徳己未貪狼田宅庚申紫微天相奴僕壬戌天梁遷移癸亥七殺疾厄甲子財帛身乙丑天機旺忌巨門廟官禄宮辛酉土五局命主 武曲 身主 文昌陽男
サンプル命盤:天機が官禄宮にある例(あなたの命盤ではありません)

官禄宮の天機の配置は6通りです。子・午の宮では単独で入り、対宮の夫妻宮は巨門。丑・未の宮では単独で入り、夫妻宮は天梁。寅・申の宮では太陰と同宮で、夫妻宮には主星がありません。卯・酉の宮では巨門と同宮で、夫妻宮には主星がありません。辰・戌の宮では天梁と同宮で、夫妻宮には主星がありません。巳・亥の宮では単独で入り、夫妻宮は太陰。どの配置でも、命宮には必ず天同があります。

人より早く考えることで、足場を固める

同じ問題でも、まず構造と規則性を見つけ、それからどう簡略化するかを考えます。業務改善、ツールの導入、データの整理といったことは、人より順調にこなせます。

リスクと代案を先に見つけ、チームが無駄な回り道をせずに済むのが、あなたの価値です。天機が官禄宮に入ると、仕事の内容は、プロジェクトやツールとともに変わることが多くなります。機梁が同宮すればコンサルタントや教育に、機巨が同宮すれば研究・分析、説明で食べていくことに、機陰が同宮すれば企画、財務、細かな作業に傾きます。

ずっと改善して、提出しない

最善になるまで出そうとしないので、スケジュールを自分で遅らせてしまいます。繰り返しにも耐えられず、定型業務に当たると環境を変えたくなりますが、変えてみて、どの仕事にもその部分があると分かります。

報告は細かく話しすぎることが多く、分析は正しくても、相手が求めているのは結論で、前置きが多いと、要点が埋もれます。

使える版を先に出し、それから磨く

物事を、納品できる最小単位に分け、時間が来たらまず形にして出し、次の回で直します。繰り返しの手順は自動化するか、細かく分ける方法を考え、転職しても逃げられません。

報告は、先に結論、次に理由を述べ、細部は尋ねられたときのために取っておきます。定型業務は決まった時間帯にまとめて済ませ、他の時間は頭を使うことに残します。

官禄宮の天機星、明るさが転職の行き先を決める

天機星が子・午で廟として官禄宮にあると、転職はたいてい上向きで、毎回新しい腕を少しずつ持ち帰ります。丑・未で陥なら、転職の回数はさらに多いかもしれませんが、環境に押されて変わることが多く、履歴書は移動が多いわりに積み上げが少なく見えます。

寅・申の天機星・太陰星(たいいんせい)は、天機星が得地、太陰星が寅で旺、申で利で、細かい作業や計画に向き、寅宮のほうが申宮より安定します。辰・戌の天機星・天梁星(てんりょうせい)は、天機星が利、天梁星が廟で、仕事では年を重ねるほど重宝され、経験そのものが価値になります。巳・亥の天機星は平で、仕事の中身がプロジェクトごとに変わり、ばらばらの経験を自分でつなげていく必要があります。

官禄宮の天機星に煞星や化忌が重なるとき

火星(かせい)か鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、転職したい気持ちが急にわき、不愉快な会議がひとつあっただけで辞表を出したくなります。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、転職するかどうかを一、二年考え続け、考えているうちにチャンスが過ぎていきます。子・午と卯・酉の天機星は陀羅星に出会いません。

丙年生まれの人は天機星が化権(かけん)になり、仕事での主導権が増え、同じ年に天同星(てんどうせい)の化禄(かろく)が命宮に入るので、仕事がはかどり、気分もよくなります。戊年は天機星が化忌(かき)になり、変えたいのに変えられない手順にひとつ引っかかります。一人で何度も言うより、まず誰か一人と一緒に提案しましょう。

官禄宮に天機星があると、よく転職したほうがいいのか

官禄宮に天機星があり、動いてこそうまくいくと聞いて、もう一度転職するか迷う人がいます。この宮の天機星が示すのは、仕事に変化が欠かせないということで、その変化は同じ会社の中でも起こせます。プロジェクトを変える、部署を変える、新しい道具を覚える。変える前に、今回は新しいことを学びたいのか、ただ離れたいだけなのかを自分に聞いてみましょう。前者なら動き、後者ならまずこの時期を乗り切ることです。