官禄宮の天魁星が表すもの
官禄宮の天魁星(てんかいせい)を持つ人は、上司、先輩、業界の目上が引き立ててくれ、機会はしばしば紹介から始まります。関門は誰かが開けてくれますが、その線は人に結びついています。
機会は、指名されることから始まる
昇進、部署替え、大きな案件の受注では、上司や先輩に思い出される側になることが多いでしょう。公式な場での振る舞いが安定しているので、目上が任せる機会はたいてい間違いなく運び、次の名簿にもあなたの名前が浮かびます。
名目があり、師弟関係のある環境に向いています。官公庁や公的機関、専門職の世界、序列が明確な組織です。こうした場所では貴人運がいちばん発揮され、力をどの人に注ぐべきかも分かりやすくなります。
味方になってくれる人を、長期の後ろ盾と考える
上司が替わる、部署が再編されるなどして後ろ盾がいなくなると、あなたの成果が突然誰にも見えなくなり、その落差が自分を疑わせます。支えてくれる人がいることを傘と考えれば、この日はいずれ来ます。
指示された仕事だけをしても行き詰まります。上が方向を示すのを待ち、自分から取りにいかなければ、経歴の積み上がりは遅く、肝心の席があなたに回ってくるとも限りません。
引き立てを、自分の実績に換える
指名されたあと、成果は自分で出します。成果を記録として残し、部署が替わるときに持ち出せるようにすれば、条件を話し合う自信が出て、誰かのおかげだけと言われることもありません。
次の機会も自分で探し、毎年同じ線を待たないようにします。専門性は、やはり自分で積み上げるものです。
官禄宮の天魁星、天鉞星は生年の天干に従う
乙・己・辛の年生まれで天魁星が官禄宮にあるとき、天鉞星(てんえつせい)は命宮にあり、官禄宮と同じ組になります。仕事での引き立てがそのままあなたの評判を築き、上の人に名前を覚えてもらえます。甲・戊・庚の年生まれなら、天鉞星は向かいの夫妻宮にあり、パートナーやその家族が仕事を助けてくれることが多く、二人が同じ業界にいることもよくあります。
丙・丁の年生まれなら、天鉞星は福徳宮にあり、二つの星が田宅宮を挟んで、仕事も家も安定します。壬・癸の年生まれなら、天鉞星は遷移宮にあり、二つの星が奴僕宮を挟みます。同僚や友人が仕事の力になり、海外赴任や地域をまたぐ仕事でも面倒を見てくれる人がいます。
仕事に陀羅星・火星・鈴星・化忌が重なるとき
甲年生まれで官禄宮が丑にあると、陀羅星(だらせい)が天魁星と同じ宮に入ります。上司は引き立ててくれるのに、昇進は枠や年数といった規定で止まりがちで、一、二回は余分に待つことになります。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、機会がよく突然現れ、急にあるポストを引き受け、前任者が残した問題を短期間で片づけることになります。引き受ける前に、引き継ぎの一覧を手に入れておいてください。
官禄宮の主星が化忌になると、仕事のある件がずっと頭を離れません。天魁星があればそばに発言力のある年長者がいるので、その件を相談しに行くほうが、一人で無理に背負うより役に立ちます。
官禄宮に天魁星があると、公務員試験に向くのか
官禄宮に天魁星があると、公務員試験や大企業に向いているのか、とよく聞かれます。官禄宮の天魁星が示すのは、階層があり推薦の仕組みがある環境で目に留まりやすいということで、官公庁、大きな組織、専門職の世界は確かに合っています。受かるかどうかは、やはり準備次第です。入ったあと上に引き立ててくれる人がいても、成果は自分で出す必要があります。まず、行きたい職場で働いたことのある人を一人探し、そこでの昇進が何で決まるのかを聞いてみてください。