財帛宮の天魁星が表すもの
財帛宮の天魁星(てんかいせい)を持つ人は、案件が人から紹介されることが多く、ポストも指名で与えられます。収入源は他の人より多い一方、人情と条件が絡んでいることもよくあります。
お金は、紹介と機会から入ってくる
収入の一部は、人に指名されることから来ます。目上が紹介した案件、前の上司が持ち込んだ協業、友人が回してくれた顧客です。良い点は開拓の手間が省けること、悪い点は条件の半分がすでに決まっていて、あなたは実行するために呼ばれただけ、ということがよくあることです。
機会は転職、部署替え、協力相手が変わるときによく現れます。その場で誰かが一言添えてくれれば、報酬も位置も変わります。天魁は表立った紹介に偏り、天鉞星(てんえつせい)は水面下の橋渡しに偏ります。天鉞が入っている宮も合わせて見れば、もう一本のお金の道がどこから来るかも分かります。
報酬を人に決めてもらう
知り合いの紹介なので、金額を言い出しにくくなります。相手に提示してもらい、あなたがうなずき、やり終えた達成感の半分は紹介者と分け合うことになります。次にまた紹介されると、さらに言いにくくなります。
もう一つは、紹介されることを自分の格だと考え、出入りする場所は立派でも口座は動かず、一年中次の電話を待って、来なければ慌て始めることです。
紹介は加速であって、命綱ではない
先に物に値を付けます。数字、範囲、どこまで譲れるかを自分で先に書いておき、そのうえで紹介者に扉を開いてもらえば、人の一言で値段が決まることがありません。
機会が入ってきたら確認します。誰が払うのか、期限はどのくらいか、終わらなかったらどうするのか。目上が持ってきたからと飛ばさないでください。恩は返し、勘定も清算する。二つを混ぜるのがいちばんこじれます。
財帛宮の天魁星、天鉞星は生年の天干で決まる
天魁星が財帛宮にあるとき、天鉞星(てんえつせい)の位置は生まれ年で決まります。乙・己・辛の年生まれなら、天鉞星は官禄宮にあり、財帛宮と同じ組になります。仕事も収入も引き立てによるところが大きく、転職のときには給料まで交渉してくれる人がいることもよくあります。甲・戊・庚の年生まれなら、天鉞星は向かいの福徳宮にあり、お金を使うとき義理を返すことをよく考え、おごることも贈り物も惜しみません。
丙・丁の年生まれなら、天鉞星は遷移宮にあり、二つの星が疾厄宮を挟みます。外で稼ぐ機会が多い一方、体力も外で使われます。壬・癸の年生まれなら、天鉞星は夫妻宮にあり、二つの星が子女宮を挟んで、収入がパートナーや年下の人脈と関わってきます。
お金に陀羅星・地劫星・化忌が重なるとき
甲年生まれで財帛宮が丑にあると、陀羅星(だらせい)が天魁星と同じ宮に入ります。紹介された案件は条件がよいのに、支払いがよく遅れ、お金が相手側の手続きで止まります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、義理で引き受けた案件は手間が多く実入りが少なく、評判は得ても、お金は手元に残りません。
財帛宮の主星が化忌になると、あるお金のことがよく気にかかります。天魁星があればお金のことで相談できる人が見つかるので、疑問があれば詳しい年長の人や専門家に聞き、紹介者のひと言だけを頼りにしないでください。
財帛宮に天魁星があると、稼ぎは貴人頼みなのか
財帛宮に天魁星があると、稼ぐには貴人が必要で、自分で努力しても無駄なのか、とよく聞かれます。財帛宮の天魁星が示すのは、収入が紹介や指名から始まることが多く、扉を開けてくれる人がいるということです。扉が開いたあと、お金を回収できるか、どれだけ得られるかは、あなた自身の値付けと納品にかかっています。貴人が受け持つのは始まりだけです。まず、この一年に人から紹介された案件を書き出し、一件ずつ実際にいくら稼げたかを計算してください。