遷移宮の地空星が表すもの
遷移宮の地空星(ちくうせい)を持つと、外では無理に求めず、機会が来れば受け、来なければ無理をしません。気楽ではありますが、推進する力も少なくなり、機会はそのまま過ぎてしまうことが多くなります。
争わず、摩擦は少ないのですが、誰かが前に出る必要があるとき、後ろに下がる習慣があり、長く続くと、他の人もあなたをあまり思い出さなくなります。
無理に求めないから、かえってうまく進む
外では人と争わず、ポジションにもこだわりません。執着しないので、かえって人に受け入れられやすく、機会が自分から来て、引き上げてくれる人にも出会いやすくなります。
適応力は良好で、どこでも暮らせ、環境が変わっても慌てません。ただ、適応したからといって、根を下ろしたとは限りません。
縁に任せすぎて、機会が過ぎる
人が来るのを待ち、自分から話をまとめるべき機会を、かなり逃しています。
困難に出会うと引き、場所を変えても同じだと考え、まだ足場を固めないうちに去り、積み上がりが何度もやり直しになります。足りないのは、同じ場所にもう少し長くとどまる辛抱です。
縁に任せつつ、ときには自分から動く
気に入った場所には、もう一年とどまります。適応力に時間が加わって、初めて経歴になります。毎回ちょっといて去るだけだと、人はあなたが来たことしか覚えておらず、何を成し遂げたか思い出せません。
やりたいことは、自分で一度聞きに行きます。普段より一歩多く進めば、結果が変わることがよくあります。
遷移宮の地空星、同じ宮の主星で外での姿が変わります
紫微星(しびせい)と同じ宮なら、外では自分の考えを持った人という印象を与えますが、多くの場面に執着が薄く、取りに行くべき席をよく譲ってしまいます。天同星(てんどうせい)と同じ宮なら、どこへ行ってもやっていけて流れに任せられますが、自分から機会を探しに行くことはあまりありません。巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、外では口数もアイデアも多く、話し終えると手放してしまうのに、周りは本気にしてあなたが動くのを待っています。
地空星と文曲星(もんごくせい)は、決して互いの三方四正(さんぽうしせい、本宮・向かいの宮・三合の宮)に入りません。地空星が遷移宮にあれば、命宮・夫妻宮・福徳宮にも文曲星は来ません。外であなたを支えるのは話術や社交辞令ではなく考えそのもので、人があなたを覚えているのは、たいてい誰も思いつかなかった視点を出したからです。
外の土地で擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・化忌に出会うとき
擎羊星(けいようせい)が遷移宮に同居すると、外で理不尽なことに出会うと、取りなす余地も残さずにその場を去りがちです。陀羅星(だらせい)が同居すると、出かける計画が何度も延び、航空券を長く眺めたまま予約しません。鈴星(れいせい)が同居すると、外で受けた嫌な思いを黙ってため込み、家に帰ってから爆発するので、家族は何があったのか分かりません。
遷移宮の主星に化忌(かき)がつくと、外にいるとき、ある件がずっと気にかかり、体は外にあっても心が落ち着きません。出発前にその件をきちんと引き継いでおき、外にいるあいだは外のことに集中しましょう。どうしても気になるなら、決まった時間に電話で確認すると約束しておきましょう。
遷移宮の地空星、留学や移住に向いているのか
遷移宮に地空星があると、留学や海外勤務、移住に向かず、外の土地へ行っても無駄足になるのかと聞かれることがよくあります。遷移宮の地空星は、あなたが外で無理をせず、物事に執着しにくいので、長く居つかずに場所を変えやすいという意味で、海外に出れば失敗するとは言っていません。本当に練習すべきなのは、ひとつの場所に十分長くとどまることです。出国前に、そこでいちばん成し遂げたいことをひとつ書き出し、それをやり終えてから場所を変えるかどうかを決めましょう。現地に定期的に会う人を一人か二人つくると、腰を落ち着けやすくなります。