福徳宮の天刑
福徳宮の天刑星(てんけいせい)を持つと、心の中に厳しい審判が住んでいます。事が終わってからも繰り返し点検し、うまくいかないと、まず自分を責めます。自分に対していちばん寛容になれません。
自分にいちばん厳しい
一人でいるとき、よく反省しています。今日あの一言は間違っていた、あの件はもっとうまくできた。他人はとっくに忘れているのに、自分はまだ頭の中で何度も思い返しています。
自分が間違うのをあまり許せません。小さな失敗を長く覚えていて、それを自分が足りない証拠にさえします。
自責は事柄より消耗する
本当は次にどうすればよいかを考えているのに、口に出すと、すべて自分を責める言葉になります。
休むには理由が要るようで、終わっていないことを置いたままでは、遊んでいても落ち着きません。
自分に厳しいと、周りの人にもがっかりしやすくなります。あなたの基準に届く人はいないからです。
審判の声を小さくする
毎日、うまくできたことを一つ書き出します。できなかったところだけでなく、できたところを見る練習をします。
反省を次の一歩として書き直します。同じ言葉でも、「次はどうするか」に変えると、それほど傷つきません。
他人の失敗には、自分の失敗より寛容なことが多いはずです。その寛容さを、少しは自分にも分けてあげましょう。
未の刻生まれなら、天刑星は福徳宮にあります
未の刻(午後1時から3時)生まれなら、天刑星は決まって福徳宮に入り、天姚星(てんようせい)は遷移宮にあります。外では気さくで人付き合いもよいのに、一人になったときに、心の中の審判がようやく話し始めます。
主星によって、その審判の口調が変わります。太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、みんなの面倒をきちんと見られたかを心の中で何度も確かめます。紫微星(しびせい)と同じ宮なら、自分への要求はきちんとした形であることで、ふつうの出来では恥ずかしく感じます。天梁星(てんりょうせい)と同じ宮なら、人のことを考えるのが習慣なのに、自分のことはめったに許しません。七殺星(しちさつせい)と同じ宮なら、自分に課す期限は、いつも人から与えられる期限より短くなります。巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、昼間に言ったことが間違っていなかったかを何度も考えます。
心の中の天刑星に陀羅・火星・地空・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、終わったことをまだ考え続け、どこを良くできたかを何度も思い返し、考えるほど眠れなくなります。火星(かせい)が同じ宮にあると、自分に腹を立てるのが速く、小さな失敗ひとつでその場で自分を責め、責めたあとはさらに疲れます。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、自分への理想が高く、計画はきれいに書けても、できないと全部を投げ出し、すでにできたことまで数に入れなくなります。
化忌(かき)が福徳宮の主星につくと、過去のひとつの出来事に引っかかり、あのときもっとうまくやれたはずだと考えがちです。その出来事に結論を出しましょう。あのとき知っていたのはそれだけで、したのはそのときできることだった、と。書いて置いておけば、毎晩審理し直す必要はありません。信頼できる人に、その出来事を話してみるのもよいでしょう。
福徳宮に天刑星があると、幸せを感じにくいのか
福徳宮に天刑星があるのを見て、生まれつき楽しみを感じにくいのではと心配する人がいます。この宮の天刑星が示すのは、自分に厳しすぎて、楽しさがその物差しで門の外に締め出されているということです。練習したいのは、「これで十分」という線をはっきり決めることです。どこまでやれば完成かを決め、そこまで来たら手を止め、それ以上は積み増しません。線が決まれば、楽しさが入ってくる余地が生まれます。自分に新しい決まりをひとつ作るのもよいでしょう。毎日少なくともひとつ、成果とは関係なく、ただ楽しむためのことをする、という決まりです。あなたはもともと決まりを守れる人なので、この決まりも守れます。