紫微家

命宮の天刑

天刑星(てんけいせい)が命宮に入る人は、心の中に物差しがあり、何が良くて何がいけないかをはっきり分けます。自分には厳しく、他人にも同じ基準に従うことを求めがちです。

廉貞夫妻身甲寅兄弟乙卯天同父母丁巳武曲天府福徳戊午太陽太陰田宅己未貪狼官禄庚申天機巨門奴僕辛酉紫微天相遷移壬戌天梁疾厄癸亥七殺財帛甲子子女乙丑破軍旺天刑命宮丙辰土五局命主 廉貞 身主 文昌陽男
サンプル命盤:命宮の天刑(あなたの命盤ではありません)

天刑星(てんけいせい)は生まれ月で配置され、十二支のどこにも入る可能性があります。天姚星も生まれ月で決まり、必ず天刑星の三合の位置に入るので、天刑星が命宮にあるとき、天姚星は官禄宮にあります。

心の中に物差しがあります

あいまいなことはあまり受け入れられません。約束した時間、決めたやり方は、そのとおりに進めます。人が直前に変えたり、適当に済ませたりすると、口には出さなくても、心の中ではしっかり覚えています。

他人より自分への要求のほうが高く、やるべきことは先延ばしにせず、守るべき決まりは抜け道を探しません。この自律のおかげで、専門の面では人より早く信頼されます。

基準を他人に当てはめる

自分にできるから、他人にもできるはずだと考えます。相手ができないと、失望するか怒るかになり、関係が張り詰めます。

怒っているときに話すのは筋の通った理屈でも、相手には判決のように聞こえます。事が済んでも、その言葉は残ります。

まず問題を指摘する習慣があり、良いところはあまり言いません。長く続くと、周りの人には「満足させるのが難しい人だ」という印象しか残りません。

刃を入れる前に、何を切るかを問う

要求する前に考えます。この件に、あらかじめ決めた基準はあるか。なければ、先に取り決めてから求めます。あとから物差しを持ち出さないことです。

基準は事柄に使います。このやり方はだめだと言うのは構いませんが、この人はだめだとは言いません。

怒っているときは、結論を言わないことです。気持ちが落ち着いてから話せば、言わなくてもよかった言葉が多いと気づきます。

命宮の天刑星は生まれた時刻で決まり、主星がこの物差しで測るものを決めます

天刑星が命宮から見てどの宮に入るかは、生まれた時刻だけで決まります。巳の刻(午前9時から11時)生まれの人は、天刑星が決まって命宮に入り、生まれた月とは関係ありません。月が決めるのはどの地支に入るかで、それによって同じ宮にどの主星が座るかが決まります。

主星が違えば、この物差しで測るものも違います。天相星(てんそうせい)と同じ宮なら、手順と節度を気にかけ、決まりに書いてあるとおりに動きます。七殺星(しちさつせい)と同じ宮なら、基準を速さと結果に向け、誰かが進み具合を遅らせると真っ先に口を開きます。天同星(てんどうせい)と同じ宮なら、ふだんは話の通じる人ですが、自分が決めた少数の原則だけは一歩も引きません。廉貞星(れんていせい)と同じ宮なら、是非にとても敏感で、不公平なことを見て見ぬふりができません。

命宮の天刑星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、二本の刃が重なります。天刑星が基準を決め、擎羊星がその場で実行するので、人の誤りを指摘するのが速くて的確で、相手が説明する前に結論が出てしまいます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると様子が違い、ひとつの細部を何度も検討し、基準を決めては直し、真っ先に足止めされるのは自分自身です。

化忌(かき)が命宮の主星につくと、自分で決めた決まりに引っかかりやすくなります。引き受けたことは最後までやらなければ気がすまず、口にしたことは取り消せません。まずその決まりが今日も役に立つのかを自分に聞き、役に立たないなら変えましょう。決まりを変えるのは負けを認めることではありません。

命宮に天刑星があると、恋愛は始まりにくいのか

命宮に天刑星があるのを見て、恋愛運を抑えると聞き、なかなか恋が始まらないと心配する人がいます。命宮の天刑星は、人を選ぶときにまず原則を見るということです。あいまいな時期が長引くと我慢できず、相手が言ったことを守らないと点を引くので、始まりがゆっくりになります。ふるい落とされるのはあなたの基準に合わない人で、恋の縁そのものが奪われるわけではありません。機会を増やしたいなら、基準を二つに分けましょう。どうしても譲れないものは三つだけ残し、残りは付き合ってみてから考えます。