官禄宮の天刑
官禄宮の天刑星(てんけいせい)を持つと、専門性の高さ、規範、正誤の判断といった、人が堅いと感じる事柄が、まさにあなたの得意分野です。明確なルールのある職務が向いていますが、要求が高すぎると、協力しにくくもなります。
専門性の高さで食べていけます
基準に基づく仕事が向いています。法律、監査、品質管理、工学規格、審査などです。正誤がはっきり分かれていて、やっていて特に確かな手応えがあります。
職場でのあなたの価値は、物事をきちんと決まりどおりに仕上げることです。人が手を抜こうとしたとき、補うべきところを補うのが、あなたの専門です。
基準が高すぎて、人がついていけない
要求は適切でも、先にはっきり伝えていないと、同僚には、ただ難癖をつけていると映ります。
自分が速くうまくできるので、他人にも同じようにできると考え、チームの士気に影響が出ます。
基準がなく、何事も付き合いで決まる場所にいると、毎日衝突し、能力も発揮できません。
基準を手順にする
要求を手順とチェックポイントに書き、皆がそのとおりにできるようにします。基準を言葉にすれば、あなた一人のこだわりになりません。
人に教えるときは、まず一度手本を見せてから、やらせます。目標は物事をきちんと仕上げることで、自分が正しいと証明することではありません。
仕事を選ぶときは、基準を先に置きます。明確なルールのある場所なら、長く続けられます。
厳しさを使う場所が合っていれば、人はあなたについてきます。使う場所を間違えると、付き合いにくい人で終わります。
酉の刻生まれなら、天刑星は官禄宮に入ります
酉の刻(午後5時から7時)生まれの人は、天刑星が決まって官禄宮に入ります。このとき天姚星(てんようせい)は財帛宮にあり、仕事では規範を重んじるのに、収入の話になると人とうまく渡り合い、見積もりでも条件交渉でも損をしません。
主星が、職場で守る決まりの種類を決めます。天梁星(てんりょうせい)と同じ宮なら、審査、監督、顧問に向き、人のために関所を守ります。廉貞星(れんていせい)と同じ宮なら、制度と権限や責任にとても敏感で、法務、監査、品質管理に向きます。七殺星(しちさつせい)と同じ宮なら、決めた基準を成果に向け、チームを率いるときの要求がはっきりしていて、実行も速いです。
仕事の天刑星に陀羅・鈴星・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、手順の途中で長く止まり、報告書を何度も直し、まだ規範に合わないところがある気がして、進み具合が遅れ続けます。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、上司や同僚の規則違反をその場では言わずに覚えておき、ある日一度に吐き出すので、周りにはあなたが急に怒ったようにしか見えません。
化忌(かき)が官禄宮の主星につくと、仕事でひとつのことが規定と人情の間で引っかかりがちです。規定どおりにすれば人の気持ちを損ね、規定に従わなければ自分の良心が許しません。規定と自分の判断を文書にして上司に渡し、決定権を預けましょう。あなたが守るのは自分の一本の線です。
官禄宮に天刑星があると、公務員に向いているのか
官禄宮に天刑星があるのを見て、公務員試験を受けるべきかと尋ねる人がいます。この宮の天刑星が示すのは、ルールがはっきりし、基準が明確な仕事に向くということで、公務員はそのひとつですが、唯一の選択肢ではありません。法務、監査、品質管理、工事の監理、医療など、拠り所となる規範がある仕事はどれも合います。公務員のよいところは決まりが最もはっきり書かれていることで、代わりに融通が利きにくく、昇進もゆっくりです。この二点をよく考えてから決めましょう。面接では、この職の権限と責任はどこに書かれているか、成果はどう評価されるかを率直に聞いてみましょう。はっきりした答えが返ってくる職場ほど、あなたに向いています。