子女宮の天刑
子女宮の天刑星(てんけいせい)を持つと、子どもや生徒を育てるのに基準があります。物事を正しく、きちんと仕上げさせたいと考え、教える時間も惜しみません。厳しさは、たいてい責任感から来ています。
教えるのは決まりです
子ども、生徒、部下を育てるとき、まずやり方と基準をはっきり伝えます。どうなれば完了か、どこは手を抜けないか。決まりをきちんと学ぶことは、一時の賢さより大切だと考えます。
いい加減な対応もあまり許せません。きちんと仕上がっていなければ、気まずくなるのを恐れて済ませることなく、はっきり指摘します。
基準が重荷になる
自分はできても、相手はまだ学んでいる途中です。自分の進度で求めると、相手は何をしても足りないとしか感じません。
進む方向を先に選んでしまい、少しそれると緊張します。長く続くと、相手は自分で決められなくなるか、ずっと引っ張り合いになります。
九割できていても、先に残りの一割を指摘してしまい、褒め言葉がいつも反省のあとになります。
基準は過程に、余地は人に
要求は、やり方と規律に置き、選択は本人に任せます。真剣にやることは決められますが、何を好きになるかまでは決められません。
やり方を一度伝えてから、自分で試させます。失敗は勉強代で、毎回先回りして避けさせる必要はありません。
できているところは言葉にして伝えます。先にどこが良いかを言い、それからどこがもっと良くなるかを話せば、相手の耳に入ります。
あなたの教え方は、その人がのちに別の人にも使います。自分がどう扱われてほしいか、その方法で先に教えましょう。
寅の刻生まれなら、天刑星は子女宮に入ります
天刑星が命宮から見てどこに入るかは時刻だけで決まり、寅の刻(午前3時から5時)生まれなら、天刑星は決まって子女宮に入ります。月が地支を決め、それで同じ宮の主星が決まり、あなたのしつけ方も主星によって変わります。
紫微星(しびせい)と同じ宮なら、子どもに決まりを守らせ、それもきちんとした形で守らせたいと考え、礼儀や身なりや受け答えまで基準に入ります。天同星(てんどうせい)と同じ宮なら、ふだんは甘やかし、決まりは少しだけですが、その少しには触れさせません。廉貞星(れんていせい)と同じ宮なら、是非にとても敏感で、子どもがうそをついたり小細工をしたりすると、成績よりも気にします。貪狼星(どんろうせい)と同じ宮なら、子どもの興味には緩く、取り組む姿勢には厳しく、何を習ってもいいけれど、習うなら最後までやらせます。
しつけのときに擎羊・地空・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、子どもを正す口調が速くて重くなります。基準は正しくても、傷つけるのは口調で、あとで修復にもっと時間がかかります。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、毎日一時間本を読む、週末はスマホに触らないといった理想の決まりをたくさん作っても、実行は一週間ももたずに手放し、子どもも決まりは守らなくてもいいと覚えてしまいます。
化忌(かき)が子女宮の主星につくと、子どもとの間でひとつの決まりがまとまらず、それは生活リズムのことも、友だち付き合いのこともあります。まずその決まりの理由を子どもに話し、それから本人ができる形を自分で提案させましょう。
子女宮に天刑星があると、子どもに厳しすぎるのか
子女宮に天刑星があるのを見て、自分は厳しすぎるのではないか、子どもが離れていくのではないかと心配する人がいます。この宮の天刑星が示すのは、年下の人に基準を持ち、時間をかけて教えるということで、厳しいのは本当ですが、疎遠になるかどうかは締めくくり方で決まります。叱ったあと少し時間をおいて子どものところへ行き、さっき何を言いたかったのかを聞くほうが、叱る回数を減らすよりも子どもを近づけます。子どもが覚えているのは、あなたが振り返ってくれたことです。子ども自身の性格は、その子の命盤で見ます。