遷移宮の天刑
遷移宮の天刑星(てんけいせい)を持つと、外では時間を守り、手順を踏み、信用を重んじることで足場を固めます。新しい環境では、このやり方がかえって引っかかることもあります。融通も利かせられますが、まず現地のルールを理解する必要があります。
外では、まず決まりを探します
新しい場所に着くと、まず現地のやり方を確かめます。どう申請するか、何時に閉まるか、何をしてはいけないか。決まりを理解してから、動く気になります。
外での印象は信頼できる人です。約束したことは守り、時間も正確です。こういう人はすぐには覚えられませんが、信頼されます。
自分の決まりを他人にぶつける
自分は手順どおりに進めているのに、相手が近道をしていると、心が収まらず、その場で指摘して、場が固まってしまうこともあります。
先に聞かずに自分の経験で判断し、現地の暗黙の了解にぶつかって、遠回りを多くします。
何でも決まりどおりに進め、少し融通を利かせないと成り立たないことを逃してしまいます。
まず理解して、どれを守るか決める
新しい環境ではまず観察し、それから現地の人にどうしているか尋ねます。決まりがどういうものか分かって初めて、どれを守るか選べます。
原則は自分の中に持ち、場は相手に譲ります。同じようにしなくても構いませんが、その場で全員を正す必要はありません。
信用を、外での拠り所にします。場所は変わっても、人が覚えているのは、あなたが約束を守る人かどうかです。
現地のやり方に従うべきところは従い、守るべきところは自分で守ります。
亥の刻生まれなら、天刑星は遷移宮に入ります
天刑星が命宮から見てどこに入るかは時刻だけで決まり、亥の刻(午後9時から11時)生まれなら、天刑星は決まって遷移宮に入り、命宮の真向かいにあります。家ではこだわらなくても、外に出ると決まりを守る人になり、列に並ぶ、時間を守る、手順どおりに用事を済ませる、どれもおろそかにしません。
同じ宮の主星によって、外で決まりを守るやり方が変わります。天相星(てんそうせい)と同じ宮なら、外では制度どおりに物事を進めるのが上手で、申請書類は誰よりもそろっています。破軍星(はぐんせい)と同じ宮なら、新しい土地に着くとすぐ理屈に合わないやり方を変えたくなり、地元の習慣とぶつかりがちです。太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、外では静かで細やかで、まず決まりを理解してから口を開きます。天梁星(てんりょうせい)と同じ宮なら、外では同行の人のために目を配り、誰が書類を忘れたかまで分かっています。
外出先の天刑星に陀羅・地空・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、外での用事が手続きで足止めされやすく、ひとつの書類を何度も出し直し、しかも近道をしないので、かかる時間はさらに長くなります。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、出かける前に綿密な計画を立てても、着いてから地元の規定がネットに書いてあったことと違うと分かり、全部を組み直すことになります。
化忌(かき)が遷移宮の主星につくと、外ではひとつのことが規定に引っかかって先へ進めないことがあります。ビザ、許可、資格審査などです。すでに経験した人を探して流れを詳しく聞き、どの関門で一番止まりやすいかも聞いておくほうが、公式の説明を一つずつ試すよりずっと早く済みます。
遷移宮に天刑星があると、海外ではうまくいかないのか
遷移宮に天刑星があるのを見て、海外やよその土地で仕事をするとどこでも壁にぶつかるのではと心配する人がいます。この宮の天刑星が示すのは、外で決まりを重んじ、制度に敏感だということで、ぶつかるのはたいてい手続きや規定で、人があなたに逆らっているわけではありません。こういう人は外でかえって信頼されやすく、それはあなたが時間を守り、約束どおりに動くからです。手間を減らすには、書類をそろえ、時間に余裕を持たせることです。決まりはもともと守れる人なのですから。出発前に、よく使う書類をスキャンして電子データで一部持っておきましょう。急に追加の提出を求められても、取りに戻らずにすみます。